{読書感想短歌*20} 大崎梢『晩夏に捧ぐ』
そんなにも戻りたい場所があるなんて! 噂の幽霊うらやんで夜明け
sonnanimo modoritai basyoga aru nante! uwasano yuurei urayande yoake
すっかり大好き化した成風堂書店シリーズ。今度は長編で、しかもお店を飛び出して地方の老舗本屋さんへ出張本屋探偵・旅情編。過去のとはいえしっかり人が亡くなってる事件なので、もはや日常系ミステリとは言えないかもしれないガチの探偵っぷりなのさ。
※老舗の本屋さんに、亡くなった作家の亡霊が出るらしい…というのが物語の発端で。殺人犯もそうだけど、地縛系のアレにかんしても、〈そこまで思い入れるものがあるなんて…!〉という尊敬の念をちょっとだけ抱いちゃうタイプ。(※どちらもフィクション限定で!)