{読書感想短歌*108}P・G・ウッドハウス 『がんばれ、ジーヴス』
ぼくたちの頭囲にピタリと合う帽子くらいにピタリと合う女のコ
bokutatino touini pitari to au bousi kuraini pitari to au onnanoko
ジーヴスシリーズ長編+関連短編3作品。〈あのカップルが別れたら、僕があの子と婚約しなくちゃならなくなるじゃんか!〉って、もはや想定段階で慌てだすバーティー。これまでの経緯からいって、決して被害妄想とも言い切れないので温かくニヤニヤと見守るぜ。
※短編たちも面白かった!ので、短歌は『驚くべき帽子の謎』に寄せて。謎って言ってるけど、事件が起こってる端から読者には真相がバレバレで、ただ登場人物たちだけがそれを認めないというてんさい的な構成のミステリー。ウッドハウスてんさいかよ。