｛読書感想短歌*149｝司城志朗 『相棒劇場版 絶体絶命！42.195km』

〈愛〉とラベル付けた卵を温めて 孵った雛が〈妄執よ〉って名乗る

ai to label tuketa tamagowo atatamete kaetta hinaga mousyuuyo tte nanoru

相棒 劇場版 (小学館文庫)

ななんとこの小説、同名の映画版とは異なるエンディングになっているそうで（！）。映画もごらんになった方の感想もおおむね好意的（こっちもいいね、っていうかんじ）なのですごいなぁ。そしてあいかわらず私はオリジナル（映画とか、ドラマとか）を観ないままノベライズだけを読んでいる人…。

※自分はあんまり正しくないのよね、と知っているひとのほうが、〈過信〉タイプのひとより（相対的にはもしくは結果的には）、行いは正しくあれるんじゃないかしら、とおもったりする。匿名で語られる正義などがちょっと苦手なわたしです。