{読書感想短歌*9}森晶麿 『黒猫のいない夜のディストピア』
癒やしとか求めるうっかり男にはドッペルゲンガー差し出して、「了」。
iyasitoka motomeru ukkariotoko niwa dopperugengaa sasidasite “ryou”.
登場人物たちがいさぎよいから、さらさらしたお話におもえるけれど、実は人間関係けっこう複雑よね…とたまに思い出す、黒猫先生シリーズ。
※もうひとりの自分を見かける、ていうのからの連想短歌。初対面の相手の前では誰でもすこし猫をかぶっているとおもうので、その段階で恋をはじめないようにという基本的な注意事項。次点「わたしよりすこしきれいでやさしくてかなりふわふわしたもうひとり」。
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