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{読書感想短歌*65}大山誠一郎 『アリバイ崩し承ります』
その時計の刻む全てを肯定する (君の人生のアリバイになる)
sono tokeino kizamu subetewo kouteisuru (kimino jinseino aribaininaru)
ドラマ版の浜辺美波ちゃんが可愛すぎたので原作も読んでみた。ドラマと違って完全なる安楽椅子探偵、小説だとこのほうが断然カッコイイ。といって、そのままドラマにしたら動きがなさすぎだろうから、だいぶん活発なヒロインとして映像化したのはすてきな采配だとおもう。さらには相談者(※原作では若手刑事)を安田顕さんにして、「依頼することへの葛藤」というコミカル要素を加えたのもエンタメ的に素晴らしい+αなのでは。各分野の〈プロ〉って、さりげないとこですごい仕事してるよなぁ。
※ミステリ界ではよく、アリバイを偽証するなかまを見かけますよね…。(共犯ではない場合で)誰に頼まれたら「そのときこの人は私と一緒でした!」という嘘をつけるかなぁ、とおもったらけっこう難しい問題で、ひそかに偽証人たちの情熱や忠誠をうらやんだりもする。