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{読書感想短歌*94}横山秀夫 『ノースライト』
きみと、ぼく。 ふたつの恒温動物が いきるぶんだけの 光が、あれば
kimi to, boku. hutatuno kouondoubutuga ikirubun dakeno hikariga, areba
いろんな主人公のミステリを読んだけど、建築士って初めてかもしれない。しかも巻き込まれ型じゃなくて、〈気に入ってくれていたはずの家に、施主が住んでいないのは何故か?〉っていうことを突き止めたい、という、職業上の動機で動いてるとこが、とてもいい。ブルーノ・タウト関連のところもすてきだし、作中ですでに故人として出てくる(モデルとかいるのかな?)女性画家もすごく魅力的に感じた。そのひとの描いた絵を見にいきたい。
※ふたりの、もしくは、にひきの、とするべきなんだろうけれど、なんか、ここに入る単語って、〈ふたつ〉だなぁとおもった。なんでなのかは、うまく説明できないんだけど。