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{読書感想短歌*115}パウロ・コエーリョ 『ザーヒル』
エブリタイム エブリウェア 幸せであれと 世間は言うけど、そんなんムリだろ
everytime everywhere siawasedeare to hitowa iukedo sonnan muridaro
パウロ・コエーリョは、ひょっとしたらもう少し啓発本ぽく捉えるべき存在なのかもしれないけれども、ストーリー仕立てになってるとどしても〈物語〉として楽しんでしまう。ので、要するに「いなくなってしまった元妻を探してずいぶん遠くまで旅する話」として読み、えっこれ半自伝なの、すげぇなおい、という散文的な感想に至る。
※ふつう、という状態がたいへんに好きだ。すっごく充実!とか、すっごい幸せ!とかいう瞬間もあったらいいとはそりゃ思うけれども、たまにでいい。そのぶんたまぁになら、嫌なことや悲しいことがあるのも仕方ないとしよう。けれどもおおよそにおいて願うことには、凪いでいてくれ、世界。