{読書感想短歌*87}さだまさし 『風に立つライオン』
次世の子を産みも育てもせぬままに ♪あめ〜じん ぐれ〜す, 鼻で歌いき
jisenokowo umimo sodatemo senu mamani ♪Amazing grace, hanade utaiki
名曲!「風に立つライオン」を、さだまさし本人が小説化したもの。映画化の際に主演をつとめた大沢たかおさんのリクエストによって書かれたそうなので、映画化ありきなんだとおもうけれど、映画版(未見です、すみません)はどうやら小説の半ばまでのストーリーのようなので、映画だけ見たよってひとも読んだらいいかも。前半もいいけど後半もいいぞ!
※章ごとの3人の主人公には、血縁関係はまったくないのだけれど、人生で影響を与えあうことで、大切な何かを確実に〈継承してく〉。そうか、自分の子供を持つということ以外でも、〈伝え、残す〉とか〈育み、守る〉ということは可能なんだなと教えられ、だけどやっぱり、そのどちらも大仕事だし覚悟がいるのよね、と、とりあえず鼻歌を歌ってやりすごした思い出。かつまた、子供のころの私は、アメイジング・グレイス(※「風に立つライオン」の間奏で流れる)は、さだまさしが作曲したと思ってて、わー教会でも流れてる…!ておもったことがあるという思い出。
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