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{読書感想短歌*122}メアリー・ノートン 『小人たちの新しい家』
建物のことを指す名でないことが秘密で魔法 〈君が僕の家〉
iremonono kotowo sasu nade nai kotoga himitu de mahou (You are my home)
小人シリーズもこれでラスト。なんだけど、ノートンさん、続き書けるつもりだったんじゃないかなとおもう。だってスピラーがあのままってことはなかろう。それともこの、〈エピソードは終わってるけど物語は続いてる〉感じが、読者それぞれの世界に借りぐらしをしのびこませるための周到なやりくちなのかしら。
※ひっこしてひっこしてひっこし続ける仲良し夫婦、ポッドとホミリーの新婚時代をイメージしてみたりしたうた。さすがにルビ機能使えや、と思うほどの当て字率である。