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学びあいフォーラム 後期 活動報告
「持続可能な地域づくりのための学びあいフォーラム」(以下、学びあいフォーラム)は、DEARの一事業として2015〜2023年度に実施され、地域づくりのプロセスにおける学びあいに注目して、ワークショップや勉強会の開催、冊子の作成などの実践研究に取り組んできました。
その柱となる開発観はDEARが2000年代以降に「開発教育」と「地域」をキーワードに実施したさまざまな実践と研究の経験を引き継ぎ、地域づくりのありようは地域固有の歴史や文化に基づき地域の人々が決めるものだという前提に立つとともに、持続可能な開発の概念を社会的公正と環境的適正の実現を目指す方向性だとしていました。
また学習観においては学びを幅広く捉え、地域の一人一人が学習と地域づくりの主体であることを前提に、地域づくりの過程で人々が対等に経験や考えを共有する学びあいに注目しました。そして学びあいにより行動や態度が変化することで周囲との関係性が変化し、それが波及して地域の変化につながるという模式を共通の仮説として念頭に置きつつも、参加者それぞれが地域実践を常にふりかえりながら、地域づくりと学びあいの多様で具体的なありようを考えてきました。
学びあいフォーラムはその実施方法と内容に伴い大きく二期に分けられます。
前期の2019年度までは企画運営をコーディネーターチームが担い、参加者を募りワークショップ形式のプログラムを実施したほか、ハンドブックを作成・発行しました。
後期の2020年度以降は前期の実践から見出された新たな課題に応じて、コーディネーターチームがアーカイブチーム、座談会チーム、学びあいサークルの3つの小グループに分かれて活動しました。
ここでは後期の3つの活動を報告します。
2.座談会チーム報告