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【お知らせ】那覇で2025年6月「しまくとぅば塾 ちむぐくる」を始めます!
あけましておめでとうございます。
新年早々お知らせです。
タイトルの通り、私が代表を務める一般社団法人文華樹では、2025年6月から那覇を拠点に「しまくとぅば塾 ちむぐくる」という、いわゆる方言塾を始める運びとなりました。
「ちむぐくる」立ち上げに至る背景
このプロジェクトの背後にある我々の問題意識については、以前投稿したこちらの記事を読んでいただければ幸いです。
このプロジェクトの準備が始動したのはまさに上の記事で紹介したMGさんとの邂逅から。約1年半の期間を経て、ようやくスタートを切ることになりました。
「ちむぐくる」という名称に込めた思い
「ちむ」「くくる」ともに「心」を意味します。そして、それらを2つ重ねた「ちむぐくる」は「心、精神」を強めた表現で、主に「真心」という意味合いで用いられるものです。
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私たちは、この名前に「しまくとぅばを心を込めて伝えていく」のはもちろん、「しまくとぅばの中に秘められた『心』を受け継いでいく」という決意を込めました。
また、ロゴには沖縄で古くから魔除けとして生活に根付いた模様「ヤシラミ」を取り入れ、沖縄の人々の真心や伝統を守る意味合いが込められています。
第1期の実施方法・スケジュール
「しまくとぅば塾 ちむぐくる」第1期は毎月1回、那覇市内の会場で対面形式の参加型ワークショップを行っていきます。
詳細のタイムスケジュールは現在調整中ですが、60分のレク(講義+実践)と15分程度の質疑応答を予定しています。
当日はオンライン配信を通して全国どこにお住まいの方でもご参加いただけます。また、録画も同時に実施するので、10回の講座全てに参加するのは難しいという方でも、当日の内容をご視聴いただいた上で次回講座にご参加いただくことも可能です。
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※費用等の詳細はもう少々お待ちください。
東京の法人が沖縄で活動する理由
私たちの主な活動拠点は東京です。しかも代表理事の私は千葉県出身、東京在住。
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そんな私たちが沖縄で、しかも「しまくとぅば」という地域の言葉という大切なものを扱うことには葛藤があったのは事実です。MGさんの熱い思いを聞かせていただいたからといって、共にこのプロジェクトを推し進めるうちの役員(那覇出身、那覇在住)がいるからといって、しまくとぅば塾を開くことの正当性はあるのだろうかと考えることは多々ありました。
「外からだからできることがある」とは思えないけれど、「私たちだからできること」はどこかにあるはず
「外からだからできることがある」という意見を耳にしないわけではないですが、正直、この意見には懐疑的です。「外からだから」というものはほとんどないだろうと。
ただ、「私たちだからできること」はどこかにあるはずだという信念だけはいつもどこかにありました。そしてそれを見つけることこそ、このプロジェクトを成功させる可能性が開けるのだろうと。それまでは焦らず、腰を据えて準備していこうと考えていました。
そして、構想を始めてからはだいぶ時間が経ってしまいましたが、ようやくリリースする時がきました。
もちろん、まだまだ乗り越えなければならない壁はたくさんありますが、第一歩を踏み出すことができる状態にはなったと思っています。これまで約1年半の準備期間を通して出会った、私たちを応援してくださる沖縄の方々の温かい応援・ご支援に心から感謝しつつ、まずは第1期を成功させ、第2期、第3期……と継続しながら、未来の世代にまでしまくとぅばを受け継いでいけるよう全力を尽くしていきます。
クラウドファンディングも実施します
「しまくとぅば塾 ちむぐくる」スタートに際して、 広く全国の方々に「しまくとぅば」への関心を持っていただくため、広報活動にも力を入れつつ、安定した運営を実現するために、クラウドファンディングにも挑戦する予定です。
本プロジェクトは、「消滅の危機にある」とも言われる沖縄のことば、沖縄語を未来の世代にまで受け継いでいくことを目標にしたプロジェクトです。ぜひ応援・ご支援をよろしくお願いいたします!