2024年面白かった映画5選
ものすごい駆け込みにも程があるんですけどこればっかりはやっておかないと年を越せないと思って取り急ぎまとめておきます。今年は劇場配信合わせて120本程度見て、全ての作品があまりにも面白すぎたのですが今回はとりあえず劇場で見た中からベスト5を。
ビヨンド・ユートピア 脱北
2024年の年始はとにかくこれを観ることが第一目標だったくらい最も注目していたドキュメンタリーでした。欧米で活動する脱北女性が講演会か何かで「鳥になって祖国に行き、自分の故郷や懐かしい人の姿を見ることができたらどんなにいいかと思う。けれど彼らの現状を目にした時、ただの小鳥になにができるだろうか」と話していたのが印象的でした。
異人たち
やっぱりどう考えても良かったですね。一年後とか数年後、数十年後のたびに見返したくなる時が来る、そんな映画だったと思います。
Joker: Folie à Deux
見にいく前、レビューの評価があまりにひどかったので震えながら見にいったんですけど全然良かったです。ちゃんと前作を踏襲し、きっちり回収してきた完成度の高い映画でした。「みんなにとって大事なのはジョーカーという概念であり、アーサーフレックはべつにどうでもいい」という徹底的にアーサー虐映画、かつジョーカーとしての活躍は特にないので、そうした意味でジョーカーファンの不興を買ったのは非常によくわかります。でもまあべつに前作もこのテンションだったよね!?と思うので……。今にして思えばなんで前作があんなにウケたのかすら理解できないまである。
ショーン・オブ・ザ・デッド 4K
新作ではありませんが劇場で見れて嬉しかった!!大画面で見るショーンオブザデッド、とにかくみんなの表情がとても良くて「え〜〜〜このシーンこんな良い顔で笑ってたっけ!?」という感動で一々泣きそうでした。映画はやっぱり映画館で観るに限るなとしみじみ思えた体験でした。
北鵜島
今年見た一番はこのドキュメンタリーだなと思います。今年は制作者の私的な感情を垣間見るような作品に色々と出会い、その意味では「異人たち」も本当に素晴らしいのですが、北鵜島はなんというか「自分自身が人生でやってこなかったこと」の全部を思い出させるような作品でした。勝手にそう受け取ったというにすぎないのですが、なんか自分の中にある後悔と向き合わざるを得ないような、そういう体験をした作品でした。
来年もまた色んな映画に出会いたいです。それでは良いお年を!