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SoD, 第8章, ダラン・ハイハンマーと主人公の対話1、採掘場での思わぬ事件

<コーストウェイ・クロッシングにて。マップ北東部で、主人公一行はアンデッドモンスターに立ち向かうひとりのドワーフ戦士を見つける。助太刀してモンスターを倒して話を聞くと、そこの採掘場で大変な事件が起きているもよう>

ダラン・ハイハンマー
「見事に退治なすったな、お前さん。もっと早くお前さんが来てくれてたら―いや、気の毒なのは採掘場の衆だ。文句など言っとれん」
「わしはハイハンマー家のダランって者だ。害虫退治が仕事だ、特に二本足で歩くたぐいの。わかるな*」
「今さっきは、害虫退治の職らしくも見えんかったかもしれんな。しかしだな、わしはこの仕事に雇われる時、這いずる連中が相手だって聞かされてたんだ。アンクヘッグ*だとか、キャリオン・クロウラーだとか、ひょっとしたら大蛇だとかの」
「アンデッドは予定のうちに入っちゃいなかった。やつらの面倒が見られる道具は持って来とらんのだ」
主人公
「アンデッド退治が予定のうちじゃなかったのなら、具体的にはどんな計画だったの?」
ダラン
「ごく単純なもんだった―少なくともわしはそう思った。わしはとあるデュマトイン神*のタルフンドが計画した深場の採掘の手伝いをするはずだった。彼のクレリックたちがトンネルで何か不気味なもんに出くわしたら、わしがその面倒を見るってわけだ」
「わしは前に何ダース、何百回となくこの種の仕事はやってきたし、そう難儀したこともなかった。いっぺんバグベア*の巣にぶつかったことがあって、そいつが今までで最悪の相手だった。うまくやったかって?そう下手にもやらんかったさ。この採掘場での事件に比べちゃまだマシな方だ」
主人公
「あなたが言ってるその採掘場の正確な場所は?」
ダラン
「そこに洞窟が見えるだろ?クレリックの連中は、コールドハース*もだが、あいつらはだな、あんたわかるかな…?頑固一徹なんだよ。ちょっとでも怪しく見えたやつには絶対心を許さない。特に、ケイラーとかいうやつに仕えてるやつらに対しては」
「外で誰かに見つかってはと連中、気を揉んでたよ。中で何が見つかるかのほうをもっと心配するべきだったな」
主人公
「ハッキリ言って何が起こったの?」
ダラン
「クレリックたちは下に向かって掘ってて―五つめか六つめのトンネルで、ディープヴェイン*がお告げで見たとかいう何かの鉱石を探し始めた。…」


*PTにンキーン(ゴブリン)がいると「わかるとも」と答え、ダランが気づいてイイワケする😁
*地中に住むでっかい甲殻類みたいな昆虫。殻はいいヨロイの材料になる。キャリオン・クロウラーは巨大イモムシ。
*ドワーフ族の神。地中の宝や採掘や死を司る。彼を信仰するクレリックらはタルフンドと呼ばれる。タルフンドは一般のクレリックの仕事以外に、密採掘を取り締まり、鉱物や新たな鉱脈を探したりもするのも役目とするらしい。
*ゴブリンやホブゴブリンの族だけど、ずっと大型で強力で、筋骨逞しい攻撃的なモンスター。毛深いのでベア(熊)と言うそうな。
*ダランの雇い主のドワーフ。
*採掘を企画したドワーフ。あとでハッキリしてくるけど、このディープヴェインが採掘のためクレリック(タルフンド)の一団を率いてここに来て、ダランを雇ったコールドハースも一緒に来たということ。

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