SoD, 第10章、コリンスと主人公の会話、裁きが終わって*クエストのネタばれ注意*
***ドラゴンスピア城外郭での十字軍兵士どうしの争いの真相を探して決着をつけるクエスト(ここ参照)の結末のあとのひとコマ。ネタばれ注意!***
<コリンスを死刑から免れさせた後、主人公は彼に声をかける>
コリンス
「あなたのおかげで命拾いしました。この節じゃ、い―命なんて大した値打ちはないようですが」
主人公
「どんな命にも値打ちはある、コリンス。それを忘れちゃだめ」
コリンス
「僕にもやれると思ってたんですが。ケイラーのために、よりよい善のために戦えるって。僕もそうしたいと思ってた。彼女の大義は正しい。僕は彼女を信じる。でも…彼女に仕えているあいだ僕が見てきたことは…僕がしてきたことは…」
主人公
「生きるためにしなくちゃいけないこともある」
コリンス
「男らしくあろうとしたからといって僕を非難する者は誰もいなかった。でも、僕は今までこんな気持ちになったことは、恥ずかしい気持ちになったことは以前にもない。僕はケイラーが成功することを祈ります。死者たちが生命を取り戻せるように祈ります。でも、そのための行動には参加できない。これ以上ムリだ」
「最初の機会が来しだい、僕はここから逃げます。逃げるなんてみっともないかもしれないけど、それが僕にとっては一番だ。これで終わりです―僕のような者には、これは大きすぎるし、手に負えない」
「僕の父は僕にこの弓をくれました。あなたに持っていただきたいと思います。どうぞ。僕が救っていただいたお礼にあなたにできるのはこれだけです。僕にはこれを持つ資格はない。この先僕には必要ではありませんしね。さようなら」
*コリンスは本当は、ヴァリスに訴えられた通り、実家のある町にこっそり入ってもうすぐ十字軍の襲来があると家族に教えていた。実家が十字軍の略奪に遭うのに忍びなかったからだが、それを大義最優先で熱烈なケイラー信者であるヴァリスに目撃され、最前の争いが持ち上がってたわけ。