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被害総額14兆円!万引き大国のアメリカでは家賃の滞納・クレカ延滞・食料品を買えない低所得者層の生活苦が浮き彫り

本日の動画はこちら https://youtu.be/IZ_RvYf0YE8?si=gSi8QKyOCOp--vcu

報道ソース 

昨年の万引きの被害総額が14兆円なら、今年はその2倍から3倍になるのでは、とも囁かれています。

アメリカでは、今もインフレが収まらず、物の値段が上がり続けており、低所得者層では家賃の滞納や、クレジットカードの支払い遅延、そしてスーパーでは、日用品や食料品を買うことができず、万引きに手を染める人が急増しています。

昔から、大手のファーマシーなどで、ティーンらによる万引きが多く、化粧品や高級雑貨などの陳列棚が施錠されている光景を良く目にしたものです。

しかし、近年起きていることは、こうした若者の万引き行為ではなく、生活苦でお金がないために、日用品や食料品を買うことが出来ず、万引きに手を染める
ケースが急増しており、
低所得者層の家計負担が強まっていることが浮き彫りになっているのです。

福利厚生ソフトウエアを手掛ける企業「プロペル」が発表した、8月の調査報告書によりますと、
コロナ渦で、補助的栄養支援プログラム(SNAP)を利用する家庭のうち、
食費が足りずに、食事を抜いていると42%が回答し、食べる量を減らしている55%の家庭が回答し、昨年から2倍あまり増えたことが明らかになりました。

この「補助栄養支援プログラム」を利用する家庭の所得は、貧困層か、それを下回っている場合が多く、今回の調査では、生活苦が“わずか1ヶ月で“かなり悪化
していることが判明しました。

7月以降、電気代やガス料金が払えず止められたり、前月分の光熱費や、家賃が支払えない低所得者層が急増しており、調査の回答者の3分の2以上が、何かしらの借金を抱えていると答えています。

専門家は、「米国経済は好調に推移しているように(?)見えるが、低所得者層は今、多くの厳しい財政難に直面している」と指摘しており、富裕層と貧困層との格差が、恐ろしいほどに拡大していることが浮き彫りとなりました。

生活苦に喘いているのは、低所得者層だけではありません。中間所得者層にも、物価高による生活苦が広がっている可能性があると専門家は見ています。

ワシントンDCのある食料品店では、万引き防止の苦肉の策として。美容・健康用品売り場からブランド品を撤去したと、ワシントン・ポスト紙が伝えています。

大手スーパーマーケットの「ジャイアント・フード」では、これ以上、万引きが横行すると、店舗の経営が立ち行かないとして、化粧品や健康サプリメントなど
のブランド商品を、売り場の棚から撤去せざるを得なくなったということです。

「ジャイアント・フード」では、万引きが横行している中、採算を維持することに苦労しており、その対応策として、陳列棚には高級ブランド品は置かずに、
ジェネリック・ブランドの安い商品しか置かないことにしたそうです。

同チェーン店の担当者は、「他に選択肢はありませんでした。買い物客の目に止まるように、高級ブランド品を陳列してきましたが、残念なことに、万引きが横行して、撤去せざるを得ませんでした」と語っています。

また、同店では、買い物客が店を出る際に、“レシートをチェック“するなど
セキュリティを強化しました。

ワシントンDCのほかに、メリーランド州やヴァージニア州、デラウェア州に165のスーパーマーケットを展開するこの食料品店チェーンは、すでに警備員の増員して、入り口をわざと狭くして、商品の陳列棚に施錠するなど、いくつかの新しいセキュリティー対策を導入してきました。

しかし、事態は悪化の一途を辿っています。

ブランド品は盗みやすく、転売価値が高いため、店内では、転売価格がさほど高くない自社ブランド品を置くしかなくなったといいます。

ワシントン・ポスト紙によれば、この動きは、人口85,000人以上の街の、全米の小売業者が、こうした万引き行為や、「組織犯罪」と戦っており、
ホーム・デポや、ターゲット、ウォルマート、ローリーズといった大手小売チェーン店の財政に大打撃を与えているということです。

「ターゲット」の最高経営責任者は先月、投資家に対して「私たちのチームは、許容できないレベルでの、組織的な窃盗犯罪に直面し続けています。

今年最初の5ヶ月間で、暴力の脅威を伴う窃盗事件は120%も増加しました」と
語りました。

昨年発表された、全米小売業協会(National Retail Federation)の調査によると、2021年に組織的窃盗犯罪が25%以上急増したことから、この発言は全米的な傾向を反映していることが伺えます。

これは、その年に「シュリンケージ」(販売以外による商品の損失)により失われた945億ドルの約半分を占める計算になります。

「ダラー・ツリー」や「ウォルグリーンズ」など、多くの店舗は、商品をロックしたり、他の商品の販売を中止したりすることで、万引きや窃盗と戦っているということです。

大手食料品店は「薄利多売」で経営しているため、些細なコストの変化にも敏感に反応すると付け加えました。

あまりにも悪質な盗難が増加したため、サンフランシスコのダウンタウンに開店したばかりの「ホール・フーズ・マーケット」では、店舗をいくつか閉鎖することになったということです。

私は、先日「ダラージェネラル」という1ドルストアで、洗剤と木綿のパンティを買おうとしたのですが、洗剤を棚から取ろうとして、鎖の鍵がついたケースを
開けた途端、大きなアラーム音が店内に鳴り響いて、びっくりしてしまいました。

体感としては、7月から8月を境に、私たちの周囲の生活環境が、急激に悪化したように思います。

そのうち、卵やお肉、お魚を手に取っただけで、アラーム音が鳴るのかもしれないと思うと、本当にゾッとしますね。

うちでは、いづれ食料品をはじめとしたハイパーインフレの時代がやってくることを見越して、アクアポニックス水槽システムを試験的に導入して、野菜とティラピアを育てています。試行錯誤の日々でしたが、野菜は肥料要らずで育ち、
お魚の自然繁殖にも成功しました。
ティラピアは、アジア系のスーパーなどでは、1匹5ドルから8ドル前後でで売られています。天塩にかけて育てたお魚なので、自分では食べられそうにありませんが、稚魚が安定してきたら、業者を探しで売りに出そうかなと考えています。

ここで、告知です。いよいよ今月16日となりました。

https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2023/09/16/

NYサバイバルの、zoomによる「オンライン・セミナー」では、主に世界金融の今後の展望についてお話をさせていただく予定です。超富裕層の間では、なんと
「世界で生き残る銀行リスト」なるものが出回っていて、その点についても、
触れるかもしれませんので、是非ともお申し込み頂ければ幸いです。
参加は無料です。動画の概要欄と、NYサバイバルのTwitterで、お申込先をリンク
しておりますので、よろしくお願いいたします。

※主催してくださる企業は、FXや株の投資を専門とした企業で、高橋洋一先生も
こちらで講演をなさっています。

ということで、今日もここまで読んでくださりありがとうございました。
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