好きなこと追いかけてたら、予想もつかない人生になった
わたしは子どもの頃から、洋楽や洋書、海外ドラマなどの英語圏の文化が大好きだった。
中学の頃はブリちゃんやアヴリルが大好きで、毎日洋楽ばかり聴き漁っていたし、ハリーポッターが死ぬほど好きで、読めもしないのに原書を買ってがんばって翻訳してみたり、毎週TSUTAYAに行って海外ドラマをレンタルしては夜中まで観ていた。
英語好きが高じて、英会話スクールを立ち上げるにまで至った。それだけでは飽き足らず、SNSで英語のコンテンツを発信し、英語系YouTuberと呼ばれるようになり、日本にいながら英語中心の日々を送っている。
そんなふうなので、てっきりわたしは英語が好きなのだと思っていた。英語圏、特にアメリカのカルチャーや、英語という言語自体が好きで、だからこそ何年間ものあいだ毎日欠かさず英語を学び続けてこれたし、何年も学び続けてこれたし、ライフワークにすることができたのだと思っていた。
けれどそうじゃなかった。
わたしは今ドイツ人の彼と付き合っている。そして彼と一緒に暮らすために、ドイツに住む準備をしているのだけど、その一環として、毎日ドイツ語を学んでいる。
彼と出会うまではドイツに行ったこともなければ、縁もゆかりもない国だったので、よく知らない国の言語を学ぶためのモチベーションが続くかどうかわからなかった。
けれど今は、毎日ドイツ語を学ぶことがとても楽しい。
そしてわたしは、英語が好きだったのではなく、「外国語」が好きだったのだということに気づいた。
たぶんなのだけど、わたしたちが思う「好き」は、予想以上に深いのではないだろうか。
例えば「英語」とか「ドイツ語」みたいな表面的なものではなく、「言語そのもの」だったり「言語を学ぶことで得られる達成感」みたいな、もっと深い、もっと根本のものだ。
他にも例えば、わたしが英語を使って起業したときは、大好きな英語で起業できたことがうれしかった。けれど続けていくうちに、わたしが本当に好きなのは、「好きな英語で仕事ができていること」ではなく、「好きなツールを使って自由に働くことができていること」、「好きなものがもたらしてくれる自由」が好きなのだということに気づいた。
だからこの自由が手に入れば、必ずしもそのツールは英語でなくてもいいわけだ。
だから結局のところ、どの言語を学ぶとか、何の仕事をするのかとか、そんな枝葉のところはたいして重要ではないのだ。そうじゃなくて、自分の好きの根本をなすところ、自分という人間を作り上げている、自分の行動の原動力になるような「好き」の要素が大事なのだ。
そしてそのわたしたちの根本にある「好き」が、わたしたちの生きる道を決めてくれているんじゃなかろうか。
そしてそのわたしたちの根本にある「好き」が、ときに人生を驚くような方向に導いてくれる。わたしは大好きな「言語」のおかげで、ドイツという縁もゆかりもない、でもなんだか無性にワクワクする国に住むチャンスができた。
これからどんな人生になるかはわからないけれど、きっとこれからも自分の根本の好きなことに向かって、人生は勝手に動いていくんだろう。
人生は予想もつかないことが起こる。
けれどそれはいつでも、わたしたちの心からの「好き」が導いていている。
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