New York の青い花々 - おまけ情報
今週の火曜日(5月12日) に、『New York の青い花々』というタイトルで、記事を投稿した。
単純に、自分の住むマンハッタンや、よく訪れるブルックリンで目にした、青い花々(正確に言うと、紫色の花々)について写真を取り混ぜて、書いた雑記。
最後に、iris (あやめ)の事を書いた。確かに、あやめ・花菖蒲・アイリス・杜若(かきつばた)は、よく似ていて、見分けるのに難しい、と知ってはいたけれど、そんなに深く調べず、自分の撮った写真と一番近い花を、当てはめて、「あやめ」という事で書いた。
後から気になり始めて、少々調べてみた。下の表の写真を見ると、微妙に形や、色の特徴で、見分けられる。
生息地の違いでも、それぞれ違いがある。花菖蒲は、乾地・湿地のどちらでも見られ、あやめとアイリスは、乾地、そして、杜若杜若(かきつばた)は、湿地で生育する。
では実際に、ブルックリンのキャロルガーデンで、見たこの花を、もう一度確認してみた。
花びらの付け根にある、網目状の模様は、「あやめ」の特徴。でも、花の大きさとしては、小さくはなかった。
花びらの付け根から、真ん中に向けて、繊維状の髭の様なものがあるけれど、これは、どの花にも見られない。
やはり、「あやめ」の品種改良系なのだろうか・・・?
「いずれ菖蒲(あやめ)か杜若(かきつばた)」のことわざにある様に、この2つに限らず、4つとも、よく似ている。
このことわざは、優れたもの同士を比べられない程である、と表現したもの。
あやめ・花菖蒲・アイリス・杜若(かきつばた)、どれも、それぞれの特徴で、それぞれに美しい。
日本の花の様な印象を持つ、「あやめ」が、ニューヨークで生息している事自体、とても不思議な気持ちにさせられる。