労働組合役員を通じて学んだコト[Introduction]
前職の話になりますが、私は会社を辞める直前まで、組合員数300人程度の労働組合の執行委員長を務めていました(会社を辞めた理由は家庭事情の部分が大きく、会社と揉めた訳ではありません)。
労働組合役員なんて『面倒臭いだけで何の得にもならない』とか、『あまり会社に噛みつくと役員に目を付けられる』とか、そういったことを思われる方はかなり多いように思います。そのため、執行部のメンバーを集めるのは非常に労力がかかります(いかんせん私の所属していた組合は非専従役員であるため、組合活動は就業時間外、もしくは休日に行う必要があり、自分の時間を削ってまで一緒に働いてくれる人を探すのはかなり精神を擦り減らしました)。
しかし、私自身は労働組合の役員、最終的には執行委員長まで務めたことで学んだコトの価値は非常に高く、今でもあの時やって良かったと思えるし、チャンスがあるのなら多くの方に是非とも経験してもらいたいと思います(特に会社経営に関わりたい人、将来企業したいと思う人にとっては非常に学びが多いと思います)。
このマガジンでは、私が執行委員長(副執行委員長、執行委員時代も含め)を通して学んだことについて書いていきます。主に以下、4項目について記事を随時書いていこうと思います。
〜労働組合役員を通じて学んだコト〜
①会社経営の理解が深まる
②自分の所属部門だけでなく、全ての部門と関わる機会が増えるため、見識が広がる
③他社の労働組合(同業他社、異業種)との交流を持つことができる
④組織運営を経験することができる(労働組合は会社と似たようなもの)
[労組役員就任時の個人スペック]
財務諸表等の経営に関する理解度 ------------ 10%
会社規程の理解度 ------------ 40%
組合活動の理解度 ------------ 40%
正直、こんなポンコツスペックで労組役員になったなあと思います。一応、職場代表を短い期間でもやっていたお陰で他の人よりは少し知識とかがあっただけマシかなレベルですね。それでもやる気と志は十分にあったので何とかなったのだと思います。
では、今後時間がある時に上記4項目について記事を作成していきます。興味があったら読んでいただけると幸いです。