カレー好きとしては無視できない。"カレー界の新たな風"でもある、札幌・ピカンティさんの「スープカレー」
どうもどうもカワブチです。
先日、学生時代以来(10数年ぶり)の北海道への上陸を果たし、札幌へ旅行に行ってまいりました。
北海道に来たからには、やっぱり「食」じゃないですか。寿司、ラーメン、ジンギスカン、ソフトクリームetc.じゃないですか。舌鼓を打ちに打ちまくりたいわけじゃないですか。
なので、3日間の滞在中は腹がちぎれるまで美味いものを食べようと、あらゆるジャンルの名店を事前にリストアップして、旅行に臨んだことは今さら言うまでもありません。
結果、旅行中は食べることに夢中になってしまい、写真の撮り忘れが多発してしまったことはライターとして本末転倒といえるのですが、かろうじてiPhoneに収めたものを置いておきます。どれもこれも美味かったなあ。
行きたかったお店は、あらかた制覇できたかなと思います。
写真は撮り忘れたものの、ジンギスカンについては「成吉思汗 なまら」さんにお邪魔しました。こちらのラム肉は臭みとは無縁でしたし、あっさりした中にも歯応えと肉の旨みが凝縮された感じがたまりませんでした。なかでも、つまみ系のメニューにあった「ラムぽん」が美味すぎて美味すぎて、おかわりを所望したほど。行かれる際にはぜひオーダーしていただきたい。ラム好きには無視できないメニューと言っていいでしょう。
余談ですが、僕らのあとに北海道旅行に行ったラム肉苦手カップルに「ごちゃごちゃ言わずに、成吉思汗 なまらでラムぽん食え」と伝えていたのですが、どうやらちゃんと食べに行ったらしく、ラム肉のあまりの美味さにメニューの上から下までフルオーダーしたそうです。ジンギスカン苦手かもって方は、一度本場の名店に足を運ばれてみてはいかがでしょうか。ぜんぜん臭みとかないですから。美味いですから。
で、本題です。
今回の北海道でとくに食べてみようと強く考えていたのが、北海道が生んだカレー界の新たな風「スープカレー」です。
いや、まあスープカレー自体はもうすでに市民権を得ており、もはや1つのジャンルとして確立されていることは重々承知しておるのですが、なかなか普段食べる機会がないのと、カレーについては基本的にドロリ系のルーでもある欧風系のカレーが昔から好きだったので、スープカレーは「いや、スープて。ルーがシャバシャバやん」てなもんで、なんとなーくスルーしてたんですよ。
まあ、スープなんでルーと捉えることがそもそも間違っているとは思いますけど。
ただ、個人的にはここ数年でスパイスカレー(ルーが基本シャバシャバ)に対しても抵抗感がなくなり、というかむしろ好きな部類になってきた中で、なんとなく「スープカレーもいけるんじゃないか」という意識が芽生えだし、今回札幌への旅行が決まった段階からスープカレーの名店もいくつかリストアップしていた次第です。
で、2日目の夕方にスープカレーのお店へお邪魔してきました。
当日は朝からゴルフに出掛けていたのですが、土曜で人が多い、そもそも下手(今回のスコア170。身長と同じくらいでした)なので、めちゃくちゃ時間がかかったんですよ。9時半スタートで終わったの15時くらい。しかも昼飯抜きのスループレーで空腹は絶頂を極めておりました。
ラウンド終了後、風呂で汗を洗い流して札幌に戻ったのが17時。そろそろお店も開店しだす時間帯のなか、今回選んだスープカレーのお店がこちら。
ピカンティさんです。
※外観ならびに内装などの画像は撮り忘れたので、HPや食べログなどをご覧ください。
いくつかスープカレーのお店はピックアップしていたのですが、ピカンティさんに選んだ決め手は「美味そう」だったから。お店へ向かう車中で、メニューをどうするか悩んでいたのですが、どうやらまずはスープの種類を選ぶようです。
そこには、「38億年の風」「開闢-かいびゃく-」「アーユルヴェーダー薬膳1/f」「今日のスープ」の4種類から選ぶと書かれており、1ミリも味の想像がつかないうえに、なんかちょっと怖いと日和ってしまいそうになりましたが、ゴルフ明けで死ぬほど空腹だったのでそのまま勢いよく入店。開店したばかりくらいだったためか、すぐに着座できました。
スープだけでなく、メイン具材やトッピングなども選択可能なため、非常に迷いましたが、今回は、スープ「38億年の風」のメイン具材「ピカスペシャル(半熟卵の天ぷら、舞茸天ぷら、とりもも、ごぼうの素揚げ)」をチョイス。
待つこと10分ほど。来ました。
「いろんな香辛料使ってんだろうな」というバカみたいな感想しかでてきませんでしたが、とにかく見た目のインパクトはすさまじく、鼻腔を走り抜けるスパイス感たっぷりの香りが食欲を刺激しまくります。
そして、具材もさすが北海道といいたくなるほどのゴロゴロ感。めちゃんこデカくて、「これは普通のカレーとは一線を画す食べ物だぜ」と実感させられます。
実食してみると、スープは食欲を増進させるほどよい辛さに加えて、スパイスや具材の出汁が見事な調和を見せており、めちゃくちゃに味が深い。ただのカレー味のスープだと思っていた数分前までの自分を戒めてやりたいくらいにバチくそに美味い。
ご飯との相性はもちろん抜群で、3人で食べに行ったのですが、食べ始めてから食べ終わるまで、誰も口を開かないくらいに夢中で食べていました。食べ出すと止まらん。いや、マジで美味いわスープカレー。
なんでしょう。スープカレーは「カレー」という範疇ではなく、むしろジャンル的には「鍋」とかに近いんでしょうか。スープ自体もスパイスなどで味がしっかりしている中に、トッピングした具材の出汁も加わり、さらに味を昇華させるというか。鍋文化、出汁文化が根付いている日本人だからこそ作り出せる至高のメニューなのではないかと思います。
やっぱり食わず嫌いはいけませんね。最高でした、スープカレー。また食べたいなぁ。
ほなまた。
ピカンティ
札幌市北区北13条西3丁目アクロビュー北大前 1F