不登校を選ばなかった僕が新世界への修学旅行をする理由 佐藤恒平
こんにちは佐藤恒平です。
新世界への修学旅行先のひとつ、山形県朝日町のゲストハウス松本亭一農舎で働いています。
僕は他のメンバーと違い不登校の経験のない人間です。そんな僕がなぜこの企画に携わろうと思ったのかを、不登校が出来なかった子供時代を振り返りながらお話ししたいと思います。
10月15日〜17日
新世界への修学旅行開催!参加者募集中>>
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僕は学校が好きでした。学ぶこと、競うこと、そして表現することに人一倍興味関心があったので、学校に行く事が毎日楽しみでした。
でも、人間関係の構築が壊滅的にダメ。クラスや学童保育(共働き家族の子供が放課後に預かってもらう施設)にまったく馴染めていませんでした。
ささいな言葉に盛大に傷つき、他人の反応に毎日怯え、結果的に学校に行きたいという気持ちはあるのに、体がストレスに耐えきれず不調をきたす「自家中毒」という病気になってしまいました。
学校に行きたいという意欲はあったので、「不登校」という発想はまったく頭に浮かぶことはありませんでした。ただ、遠足や学芸会などの主要なイベントはこの病気が原因で休みがち。心と体が全く別の環境を望んでいるという苦しさを味わっていました。
そんな僕にとって1番心地よかった居場所は、小学校2年生の時に通わせてもらった習い事の絵画教室でした。
高校で美術を教えている先生が開いた小さなアトリエにはいろんな人たちが通っていて、新しい出会いに世界が広がっていったのを鮮明に覚えています。
結果的に高校・大学と美術の道を志した僕は、その後デザインの会社を立ち上げ、会社の事業の1つとして手作りのゲストハウスを作るに至りました。
不登校を選ばなかった僕は、こうして大人になりました。そして今、幸せに生きています。
ただ、もしも小学生の頃の僕に会えたとしたら、間違いなく学校に行かないという道を選ぶよう勧めるでしょう。
不登校は「価値のある選択肢」です。当時の自分には思いつかなかった道だけど、大人になった僕は不登校を選びながら楽しい人生を見つけた友人たちとたくさん出会う事ができました。
学校に行っても、不登校でも、どちらでも幸せな未来につながっているのだ、僕は身をもって知っています。そして、どちらの道を選ぶ人にも共通で必要だと思うものがあります。それは「居心地の良い居場所」です。
新しい世界を教えてくれたアトリエのような居場所。それをいま自分のやっているゲストハウスへでも出来ないかと想い、新世界への修学旅行をつくる仲間たちの中に加わる決意をしました。
不登校を選べないまま大人になった僕だからこそ。不登校をする事もしない事も「どちらも良い道だ」と言えると信じて。
この修学旅行への参加資格はけして「今、不登校であること」ではありません。
これから不登校を選ぼうと思っている人でもご参加いただけます。うちのツアーは平日開催なので、「はじめての不登校体験」になるかもしれませんが、そんな初心者の方も大歓迎です。
この旅行で大切にしていることは「新しい世界と出会える」ということ。山形の里山で、一緒に焚き火をして肉を焼いたり、木からりんごを採ったり、世界のボードゲームで夜更かししたりしましょう。
ここは小さな冒険はじまりの家、何ももたずに手ぶらで来てください。僕たちと一緒に新しい世界の旅をしましょう。
10月15日〜17日
新世界への修学旅行開催!参加者募集中>>
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※実際に参加した子供や、送り出した保護者の方の実際の感想などを元にツアー実施報告を行います※
説明会については下記のイベントページをご確認ください。
12/10(火) 新世界への修学旅行 ツアー実施報告会をやります@原宿+オンライン
https://ibasyo4.peatix.com/view
遠方の方はオンライン中継を行うので誰でも参加可能です。
誰でも一緒にできることがいっぱいあるから、
日本中にみんなで一緒にいって、一緒にいばしょをつくりましょう。
そしてシェアしてくれるとみんな喜ぶのでご協力いただけますと幸いです。
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