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そもそもマーケティングとは何か?
マーケティングって何ですか?
先日からスタートしたマーケティングスクールで、参加者たちにこのような質問をした。
マーケティングスクールは、マーケティングを学び、実践していくところ。
なので、そもそもマーケティングとは何か? という、マーケティングの定義を知るということは凄く大事なんだよね。
マーケティングってさ、本とかセミナーとか沢山あるけど、できる人って学んでいる人に比べて少ないし、取り組んでも成果が出ない人は沢山いる。
その原因は、マーケティングの手法にばかり意識が向いて、マーケティングそのものを知らないからだと思うんだよね。
例えばさ、野球。
野球をするためには、野球がそのそも何かを知らないとできないよね。
野球そのものを知ったうえで、投げ方とか打ち方みたいな技術の話になってくる。
野球を知らないと野球はできないし、カレーライスを知らないとカレーライスは作れない。
これと同じで、マーケティングを知らないとマーケティングはできない。
なので、
マーケティングとは何ですか?
という問いかけをしたんだ。
参加者からは、こんな回答があった。
・売るための仕組みのこと
・市場を調査したり、市場に出ていくこと
・相手に会う商品を教えてあげること
うん、確かにそうだね。
それ以外にも、
・マーケティングとは経営そのものだ
・仕組み作りだ
という人もいる。
確かにそう。
だけれども、これを聞いただけでマーケティングがイメージできるかといったらできない。
確かにその要素はあるけれども、イコール マーケティングか? と聞かれたらちょっと疑問だよね。
このような漠然としたイメージのままだとマーケティングはできないのよ。
なので、しっかりとした定義が必要なんだ。
マーケティングの定義って、人それぞれで、正解は無いと思う。
そんな中で僕が出したマーケティングの定義はこれ。
マーケティングとは、人々がより幸せに暮らせるようになるアイデアを日常の当たり前にする活動全般のこと
マーケティングって、お金を稼ぐためのものではなくて、人々がより幸せに暮らせるようにしていくためのもので、その結果、お金が入ってくるということなんだよね。
お金は結果。
そして、さまざまなマーケティングの手法は、人々がより幸せに暮らせるようにするための方法だということ。
マーケティングというのは、『人々のより幸せな暮らし』からスタートするんだ。
マーケティングとは、人々がより幸せに暮らせるようになるアイデアを日常の当たり前にする活動全般のこと
これが、僕のマーケティングの定義。
紅ショウガってあるよね。
紅ショウガの市場規模って、年間88億円くらいらしい。
紅しょうがは、牛丼や豚骨ラーメン、たこ焼き、焼きそば などに入っていて、食生活ではおなじみだよね。
だけどさ、紅ショウガって、昔は存在しなかったわけよ。
どこかの誰かがつくって、
あれ? これがあると料理がもっと美味しくなるし、食事が楽しくなるんじゃね?
的な雰囲気で、アイデアとして広めていったから、紅ショウガ市場なるものができて88億円にまで広がった。
今では、紅しょうがは日常の当たり前だよね。
だけど、昔は当たり前じゃない。
どこかの誰かが、人々がより幸せに暮らせるようになるアイデアとして、創出し、広めていったから、僕たちは紅しょうがの恩恵を受けているということ。
スマホもそう。
ノートパソコンもそう。
SNSもブログもそう。
どこかの誰かが、
「これがあれば、もっと人々は幸せに暮らせるようになる」
って想いがあって、それが基点になって、僕たちの日常はどんどん豊かになっていったんだ。
これが、マーケティング。
他のマーケッターは、違う! っていうかもしれない。
だけど、僕は、そのように定義したんだ。
マーケティングとは、人々がより幸せに暮らせるようになるアイデアを日常の当たり前にする活動全般のこと
この定義を読み解いていくと、マーケティングに必要なものが見えてくる。
マーケティングに必要なのは、
人々がより幸せに暮らせるようになるアイデア
だよね。
これが無いとはじまらない。
でもさ……
そんなもん、すぐに見つかるわきゃねーじゃんよ!
そう、なかなか見つからないのよ。
だからね、一歩掘り下げて考えていく。
ここで質問。
『人々がより幸せに暮らせるようになるアイデア』 の 『人々』 って誰のこと?
『人々』 って漠然と 『大人数』 をイメージするけど、それだと曖昧でイメージが湧かない。
だから、アイデアが思い浮かばないんだ。
だからね、『人々』 を決める必要があるんだけど、ぶっちゃけ誰でもいい。
だけど、まずはこの人を幸せにした方が良いってのはある。
それは……
自分自身
まずは、自分自身をより幸せにする。
以前にも紹介した、影響の輪。
影響力は、円の中心(自分)から外側(世界)に広がっていくんだ。
だからね、自分以外のより幸せな暮らしを考える前に、自分自身のより幸せな暮らしを考える必要があるってこと。
どうしたら、自分自身がより幸せな暮らしができるようになるのか?
を考えて、実行する。
すると、アイデアが生まれる。
それを身近な人から広めていく。
するとやがて、影響の輪の外側に広がりを見せる。
つまり、少しずつ市場が拡大していくということね。
自分の暮らしが、以前よりも少し幸せになればよくて、革命的なことを別にする必要が無いんだよね。
本当に、ラーメンの上に紅しょうがをのせるような軽い感じで良いんだ。
家の掃除の仕方とか、メイクの仕方とか、自分への問いかけとか、キャンプの仕方とか、何でもいい。
これをやったから、わたし、前よりも幸せに暮らせるようになりました!
ってアイデアをみんなに紹介する。
それによって、より幸せに暮らせる人が増えていくのが、マーケティング。
僕は、そう思うんだよね。
マーケティングって、お金を稼ぐために、誰かを敵にして、武器をつくって戦うもんじゃない。
だってさ、マーケティングって、人々がより幸せに暮らせるようになるためのものだから。
なのに、戦って相手を打ち負かして、泣く人を増やすことに使うなんて、すごく矛盾があると思うんだ。
最近は、この矛盾に気が付いてる人が増えてきて、戦うマーケティングは通用しなくなってきてるけどね。
僕は、やっぱり、マーケティングを人々の幸せのために使いたい。
そんな生き方をしたいし、そんな世界に住みたいからね。
マーケティングとは、人々がより幸せに暮らせるようになるアイデアを日常の当たり前にする活動全般のこと
人々のより幸せな暮らしがスタートだということを、忘れないようにしたい。
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![黒崎英臣](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/75502345/profile_ccb0b147518c875f9d928c393a3cf467.jpg?width=600&crop=1:1,smart)