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萩でテレワークをして仕事も生活も充実している方の体験談を公開~萩・テレワーク推進シンポジウム
地方でのテレワークに興味がある方、または萩での仕事や生活に興味がある方、「萩・テレワーク推進シンポジウム」で登壇者が話してくれた体験談が参考になると思います。実際にどんな仕事をしているのか、住まいはどうしたのか、萩でのテレワークのどんなところが気に入っているか、など貴重な話を聞くことができました。シンポジウムをレポートにまとめましたのでぜひ読んでみてください。
■萩・テレワークの現在地と魅力を紹介
萩・テレワーク推進シンポジウムは9月25日の18時30分から萩・明倫学舎1階の多目的復元教室で開かれました。
萩が推進するテレワーク事業を詳しく紹介し、実際に萩でテレワークで仕事をされている3名の方の生の声を紹介して、萩のテレワークの現状と魅力・今後の展望を体感していただくシンポジウムです。
今回は現地での参加に加え、オンラインで参加された方も多数いました。
■萩市のテレワークの取り組み
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萩市が行っているテレワーク推進事業の概要が萩市役所 企業誘致推進課の大久保課長より説明されました。
萩市は人口の減少が続き、特に生産年齢人口や若年女性の人口減少が著しいと報告されました。
この現状を改善するため萩市は暮らしの豊かさを実感できる町作りを展開。住まい・子育て・教育環境の一層の充実を進めています。
それと並行して行われているのが雇用整備です。
雇用の機会創出や雇用環境の整備を図り、萩市でより多くの人がより豊かに暮らせることを目指して、萩市は「萩テレワークライフビジョン」を掲げテレワーク事業を推進しています。
萩テレワークライフビジョンでは「誰でもいつでもどこでもテレワーク」をキーワードにし、以下のような環境の提供を進めています。
テレワーク就職
子育て世代や年配者によるすきま時間テレワーク
テレワーク移住
そのため進行しているのが「萩サテライトオフィスプロジェクト」です。
サテライトオフィスの進出を支援し人材の安定的確保を進め、それにより「転職なき移住・転出なき就職」を実現、テレワークでのUJIターン人口増加が目指されています。
■3名のテレワーク実践者が登壇
萩でテレワークを行っている3名の方々がシンポジウムに登場し、リアルな体験を話してくれました。
皆さんそれぞれに背景や状況が異なっていたため、幅広い内容のお話が聞け、大変興味深いものでした。
西さんはテレワーク就職・高汐さんはすきま時間テレワーク・新堀さんはテレワーク移住をそれぞれ実践されています。
●西氏「実家から職場に通えるのはストレスフリー」
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西さんは萩市生まれの萩市育ち。地元の高校を卒業後そのまま萩・明倫学舎にあるオフィスで事業を展開している株式会社PHONE APPLIに就職、カスタマーサクセスチームで主に問い合わせ対応を担当しています。
実家から通える場所に就職したことで新生活に慣れるストレスを感じず業務に集中できたのがよかったとのこと。
本社から離れた場所で業務をしているデメリットについては、出張を行うなど本社と交流できる機会を設けて解消しているそうです。
●高汐氏「テレワークですきま時間を有効活用」
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高汐さんは神奈川県川崎市生まれ。川崎と横浜、神奈川県内が地元です。タカシオキカクを立ち上げ映像制作や編集・ポスター制作などの仕事をされています。高汐さんは、旅行で来た萩市に一目惚れし、移住を決意。萩市で本業をしながらすきま時間を利用し、テレワークで株式会社aubeBizのお仕事もこなしておられます。すきま時間でのテレワークは「自分の時間を自由に使えること」が利点だそうです。
●新堀氏「萩市は子育てにも最適な町」
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新堀さんは山口県宇部市生まれ。熊本に移られたあと、京都や熊本で料理人としてキャリアを積まれてきました。2023年に家族ぐるみで萩に移住。移住先を萩にした決め手は、リサーチ段階で萩市の対応が一番良かったことと、一度来てみて萩市のよさに惚れ込んでしまったことだそうです。コンサルタントをめざしながら現在は萩・明倫学舎にオフィスがある株式会社バリューアップジャパンで営業架電のお仕事をなさっています。萩市でのテレワークの利点は地方に住んでいながら都市部での仕事ができること、そのため都市部より生活費はかからない一方、給与は都市部並みであることなどだそうです。住居のサポートがあったことも萩への移住を決めた理由のひとつとのことです。サテライトオフィスでのお仕事はモチベーションの維持が難しい面もありますが自分のペースを保てる人には特に適した働き方では、と話していました。
■パネルディスカッションで活発な意見交換
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3名の方の体験談を聞いたあと、進行役を交えてパネルディスカッションが行われました(以下敬称略)。
進行:なぜ地元でのテレワーク就職を選んだのですか?
西:工業科出身なので現在の会社の業務内容に興味を持ちました。同じ高校の先輩も働いていて安心感もあったんです。実家から通えるのはメリットだと思いますし、明倫学舎のオフィスはキレイで快適。萩市には整った仕組みがあるのでここで働きたいと思いました。
進行:本業とテレワークの両立の実情はどうですか?
高汐:本業の傍らのテレワークはすきま時間を有効活用できるのが利点です。自分のペースで働けるので、仕事に詰まったら萩の町を散策したり海までウォーキングをしたりしてリフレッシュしています。テレワークは働く時間や場所がある程度自由なので、いろんな世代の人にメリットがあると思います。
進行:新堀さんは萩市にテレワーク移住をすることで、移住と転職の2つの変化を同時に経験なさっています。そうしようと思った理由を教えてください。
新堀:萩市へのテレワーク移住を選んだのは、萩の町と現在の会社のどちらにもに魅力を感じたからです。萩市に来てその豊かな自然に惚れ込みましたし、お店の人の接客はじめ人当たりがとてもいい。見つけた会社も自分に合っており、ぜひ移住したいと思いました。子どものことを考えたのも大きな理由です。萩市は偉人を輩出している土地柄で生活環境もよいので、こんなところで子どもを育てたいと強く思いました。
進行:テレワークはご自身、そして地域にどんな効果があると思いますか?
西:自分にとっては地元で実家暮らしをしながら仕事ができるのは安心感があります。仕事以外のことに煩わされないのは大きいですね。僕みたいな若者世代が残ることは地域にとっていい効果があるのではないでしょうか。
高汐:自分らしさを失わずに働けるのがいいところです。テレワーク推進事業で地域の職種が増えることは萩市にとっても、プラスになると思います。
新堀:今の仕事を始めてよかったのは子どもとの時間が多く取れるようになったことです。今までは料理人一筋だったので子どもと時間が合わなくて・・・。僕は萩市に来るまで料理しかしたことがなくパソコンもあまり使えなかったのですが、今の職場では親切に教えていただけるので何も問題はありません。働き方の選択肢が増えるのは地域にとっていいことですね。
■萩市はテレワークに最適なまちに進化中
ディスカッションでは上記以外にも、テレワーク実践者ならではの生きた意見が交わされました。3名の方の背景や現状はそれぞれですが、皆さんが萩市での生活やテレワークでの就業に満足しておられることが伝わってきました。萩市そのものの魅力をはじめ、萩市でテレワークを活用して事業を展開している企業や仕事の充実ぶり、萩市で生活する豊かさなどを実践者の方から直接聞け、萩市でのテレワークの今をリアルに感じられました。
萩市はテレワーク推進事業を今後も発展継続していきます。
さらに環境を整えていくと同時に、「お試しテレワーク」や企業説明会、企業と就業者のマッチングイベントなどさまざまなイベントを開催決定しています。
次の機会にはぜひそれらのイベントに参加して、萩市のテレワークライフビジョンを体感してみてください。
※「萩・テレワーク推進シンポジウム」は、萩市より株式会社パソナJOB HUBが「萩テレワークライフマッチング事業」を受託して運営しております。
■萩への移住を強力にサポートします
●萩に住むなら・働くなら「はぎポルト」に相談
萩に住んでみようと思ったら萩・明倫学舎にある「はぎポルト」で住まいのことや仕事のことを相談できます。空き家の紹介もしていますので、一軒家に住みたいという方も歓迎です。詳しくはホームページをご覧下さい。
>萩市移住定住情報ポータルサイト 「はぎポルト」 (hagiporto.com)
●小規模のワークスペースに最適「グランド萩イースト」
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萩市街中心部から自転車で約10分ほどの場所に今年(2024年)4月にオープンした「グランド萩イースト」。小規模なオフィススペースと賃貸住宅、学生寮などが合体した施設です。高速インターネット完備で改装したばかりのきれいなオフィスは仕事がはかどります。
住所:山口県萩市古萩町25