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クオモ知事辞意表明 「みなさんのために身を引きます」??
クオモNY州知事が、11人の女性のセクハラの訴えが認定されたことを受け、辞意を表明した。「今私ができる最善のことは身を引いて州政府の機能を取り戻すことだ。私が引きます。なぜなら、私はあなた方のために働いているから。」と恥ずかしげもなくヒーロー気取り。その後、延々と自分がどんな偉業をやって見せたかを語り続けた。「これは政治的な罠に過ぎない」と、犠牲になったヒーローを演じて身を引こうとしている。彼の辞任表明の動画はこちら↓。
申し訳ないが、このスピーチを聞いて、あの聖書の言葉が浮かんじゃった。
「彼は彼らを虐殺し、平和な時に、戦いの血を流し、自分の腰の帯と足の靴に戦いの血をつけたのだ。だからあなたは自分の知恵に従って行動しなさい。彼の白髪頭を安らかによみにくだらせてはならない。」(1列王2:6)
これはダビデがソロモンに残した遺言だ。これで起訴が棚上げになり、真実を追求する手を緩めてはならない。彼にはセクハラよりも深刻と言える疑惑があり、まだ解明されていないのだ。
昨年3月以降、NY州は医療崩壊を避けるために、コロナ患者で回復傾向にある9000人以上の患者を病院から介護施設に移した。これが介護施設死者数の急増につながったのではないかと言われている。
その時期と並行して、クオモは111日間毎日記者会見を行って「市民のために命を捧げる知事」を演じ続けた。CNNの番組司会者が実弟のクリス・クオモだったこともあり、彼は連日ニュースに出ては、もてはやされ「時期大統領か」とまで言われるようになった。ついには(ファウチ同様)その偉業を本にしたため、出版した。尚、これについても他の人が書いたという嫌疑がかけられている。
クオモは巨大な権力を持っていると勘違いしたのか、NY州では厳しいロックダウン体制がひかれ、飲食店も厳しく取り締まられた(今ワクチン接種証明義務化が導入されようとしている)。
しかし、今年になってメッキが剥がれてくる。21年2月、州司法長官が、昨年3-8月の高齢者介護施設での死者数が州により大幅に過少報告されていたことを公表した(しかもすごい下げ幅!)。「正しい死者数を発表するとトランプに攻撃される材料になりかねず、司法省による州政府の調査を回避するためだった。政治的恣意を避けるためにやむを得なかった」と釈明した。なんじゃ、そりゃ?!
セクハラも「何をセクハラというのか認識が甘かった」なんて言ってる(胸の鷲掴みは普通に考えてだめでしょう)。しばらくしたら、大して悪いことしてないけど失脚に追い込まれた知事として記憶されるようになったりしないか??
このどさくさに紛れて高齢者施設問題が追求されないのが一番困る。多くの命が失われたのだ。しかも彼らは面会を許されず、キスもハグもなく、ビデオ電話越しのさよならだけで一人で亡くなっていったのだ。コロナ対策という大義のもとで真面目な国民がどれだけ犠牲を強いられたと思ってるんだ。
あなたは、恵み深い者には、恵み深く、
全き者には、全くあられ、
きよい者には、きよく、
曲がった者には、ねじ曲げる方。
あなたは、悩む民をこそ救われますが、高ぶる目は低くされます。
詩篇 18篇25~27節
今日も正義がなされるのを待ち望む。いつかその日がやって来るはず。