躯から這い出す

傷つけられた
痕跡は
痛々しい

復活ではなく
苦難ではなく
あるがままに
抗うわけでもなく

真っ直ぐに
伸びていく
残された細胞と共に
己の可能性を信じ

空へ陽の光を求め
目的などない
多様な挑戦の果て

営みを続ける
希望も絶望もない
DNAの教えに従う
画像1