悪魔「なんでみんなと同じことができないの?」
「平均思考」の罠について。
「平均に達しないこと=悪」が世界の常識になっている。
高校2年生の期末テストにおいて、
理系であったにも関わらず化学の点数が17点だった私は、
周囲から「マッドサイエンティスト」と呼ばれていた。
平均点以下どころか、クラス最下位だった。
でも、五体満足で今も生きている。
平均は個性を押しつぶした
すべてが平均値の人間です。嘘ですが。
学生時代の5教科のテストにおいて、
自身の各科目の結果が全てクラスの平均点だった人はいるだろうか。
そんな器用な答案ができるクラスメイトを私は見たことがない。
日本人の平均的な身長と体重が同じ人はいるかもしれない。
だが、手の長さや目の大きさ、視力や握力など、
すべての特徴が平均と一致した「平均的な日本人」はいない。
平均は評価方法として本当に正しいのか?
人間にはそれぞれ個性がある。平均で語ることができるほど単純な生物なのだろうか。
人間、トガって当然
みんな勉強の仕方はそれぞれで、覚えるペースも違うはずなのに、
同じ教室で同じ授業と同じテストを受ける。
学校が決めた所定の期間内に特定の学習領域を学びきれなかった人たちは、劣っていると評価される。
世の中は、みんなと同じ状況でみんなよりも秀でることを重視している。
才能を評価する社会へ
誰しも得意なこと、苦手なことがある。
休み時間、みんながドッジボールに夢中なときに、
教室で漫画を書くのが好きだった人がいるはずだ。
すでにグーグルでは、卒業後3年経過した志望者については、
テスト結果やGPAの提出は不要であり出身校は考慮していない。
本人の才能を重視した採用方法を取り入れている。
自分には何ができるか、どんな資質があるのかを理解する必要がある。
個性を磨き続けよう。トガらせよう。
スプレッドシートでaverage関数を使うのは今日から禁止しよう。
余談
何も考えずに、ただ集団の半分よりも上にいることで学生時代は安心できました。
社会人になると、かつての偏差値は特に意味を成さないと気がつく機会が増えます。
「頭の良さ」はただの平均点より上であることを証明しているだけに思えます。
大事なのはテストで赤点でも、なにか特定の分野で突き抜けることですね。
あと、個性って英語でindividualityっていうんですね。
参考