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[レポート]企画づくりに挑戦中 ニュートラの学校〈実践編〉in愛知

ニュートラの学校〈実践編〉in愛知には、福祉、デザイン、教育などに携わる方々が15名参加しています。学校は約2ヶ月間にわたり、11月の初回は、地域のニーズを読み込み企画を構想する手法について、フィールドワークや複数の座学でまなびました。みなさんはその後、おのおので商品やワークショップを考案しているところです。この企画を2ヶ月のなかで実際に実現させなければならないわけではありませんが、近い未来に自分が主体となり具現化したいことを考えていただいています。
先日は、それらの企画をより魅力的で現実的なものに近づけるため、アドバイザーに意見をいただく会を開催しました。アドバイザーは6名で、福祉やデザイン、美博物館で、すでに実践者として活動している方々です。地域とのつながり、ものづくり、多様な人々が関われることがキーワードとなるプログラムを考案・実施・改善されてきた経験を豊富に持たれています。

ニュートラの学校<実践編>アドバイザー
浅野翔(デザインリサーチャー) 井上愛(NPO法人motif理事長) 岩城鮎美(多治見市美濃焼ミュージアム学芸員) 佐藤一信(愛知県陶磁美術館館長) 高橋孝治(デザイナー) 水上明彦(さふらん生活園施設長)

持ち時間7分の中で、参加者それぞれが構想中の企画をプレゼンテーションします。障害があると経験しづらいことをオーダーメイドで提供するサービスの商品化や、地域ならではの素材や文化継承に着目したものづくり体験など、11月の講座からわずか3週間ほどで企画を組み立て、発表してくださいました。

参加者の不死原さんは、実際に使用予定の染めた繭を見せてくださいました

それに対しアドバイザーが順次コメントしていきます。その内容は、はっとするようなものばかりです。「あなたはどこに所属してどんな役割を果たす?」「設備がもつ制約を見逃していないか?」といった基礎的なことから、「専門人材をつなぐハブとなる」「ウェルビーイングの視点で一般企業を巻き込む」といった展開先の視点まで、さまざまな意見をいただきました。

おわりに、アドバイザーのお一人である佐藤一信さんよりいただいたひと言は、今回のニュートラの学校実践編にとって大切なことだと感じました。
・「自分が関わる人たちが未来においてどうなってほしいか」という視点をもつ
・そういった動機を根底におき、継続性を考慮する
・先例に似ていないかどうかや先鋭的であることらわれずに、自分の地域に何が必要かを考えてみる

参加者のみなさんの企画は、来年1月14日(日)に名古屋市内で一般公開で発表されます。無料・途中入退場自由で、ご来場の方と参加者との意見交換の時間も設ける予定です。ぜひ現地においでになり参加者のプレゼンテーションをご覧になって、感想をお聞かせください。

ニュートラの学校〈実践編〉in愛知 公開企画発表会
2024年1月14日(日)15:00開始 19:30終了予定 
会場:FabCafe Nagoya(愛知県名古屋市中区丸の内3丁目6−18 レイヤードヒサヤオオドオリパーク ZONE1)
詳細はこちら(当日は予約優先です):https://note.com/newtraditional/n/nf2fcad8f3f2b

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ニュートラの学校:福祉と伝統工芸をつなぐ人材育成と仕組みづくり(文化庁「令和5年度障害者等による文化芸術活動推進事業」)
主催:文化庁、一般財団法人たんぽぽの家


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