韓国人のビザなし入国を制限しても日本は別に何も困らない【2019年特選記事】
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黒井:日本政府が検討している報復措置のうち、ビザ免除措置の凍結について実現可能かどうかをフジテレビが検証している。観光庁の訪日外国人消費動向調査データが先日発表されたが、そのデータから韓国の観光客は他に比べてお金をあまり使わないことが判明した。主要20カ国中で20位という断トツの最下位だ。よってビザなし渡航を制限しても経済にそこまで影響は出ないことが明らかになった。
韓国に喝!ビザなし渡航を制限する制裁は有効か?
1/21(月) 6:32配信 FNN PRIME
視界不良の日韓関係…日本では制裁の声も
冬の韓国・ソウルで生活するのは、なかなか厳しいものがある。氷点下10度以下という寒さには慣れたが、近年深刻化したPM2.5による大気汚染に慣れる事は永遠に無いだろう。酷い日には外出もままならず、市内を流れる漢江(ハンガン)の対岸は白く煙って見えないほどだ。この大気汚染と同様に視界不良なのが、日韓関係だ。
慰安婦問題に加え、国会議員による竹島上陸、日韓関係の根幹を揺るがす「徴用工」問題、さらにはレーダー照射問題まで起きた。まさに「全く先が見通せない(複数の日韓関係筋)」状況だ。日本の韓国への反発は高まっている。与党議員からは「制裁すべきだ」との声も出ていて、実際に様々な提案がなされた。その1つが「韓国人のビザなし渡航の制限」だ。
「ビザなし渡航」とは?
ビザとは、平たく言えば「入国許可証」の事。国が「来てもいいよ」と判断した外国人に発行するものだ。ビザを取得するには、大使館での面接や公的な書類を求められたり、高額な手数料がかかる場合がある。旅行者にとっては負担だ。そこで、友好国同士の場合、「ビザがなくても入国していいよ」という取り決めがなされる事がある。日本は観光目的で入国する韓国人に対して、ビザなしの入国を認めている。もし、この「ビザなし渡航」を制限するという制裁が実行されれば、韓国人観光客はいちいち在韓日本大使館か領事館にビザを申請しないと日本に行けない事になり、韓国人旅行客の減少が容易に予測できる。
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韓国人は大勢来るがお金は使わない
日本への理解を深めるという意味で、訪日外国人の数は重要ではあるが、経済的に重要なのは、彼らが日本で落とすお金だ。そこで、どの国の人がどのくらい日本でお金を使ったのかを比較してみると、興味深い事が分かった。検証は観光庁が今月発表した2018年の訪日外国人消費動向調査のデータを使用する。
訪日外国人が日本で使った1人当たりのお金(宿泊費、飲食費、国内での交通費、娯楽費、買い物代)を見てみると、1位はオーストラリアで24万2050円、以下スペイン23万6996円、イタリア22万4268円、中国22万3640円と続き、アメリカ、カナダ、シンガポール、そしてベトナムが19~17万円ほど、タイ、マレーシア、フィリピンは12万円前後になっている。ベトナムを筆頭に、近年増加する東南アジアの旅行客も、かなりのお金を落としてくれていることが分かる。ありがたい事だ。
では韓国はどうか?実は国別データが示されている20の国と地域の中で断トツの最下位である7万7559円なのだ。韓国人観光客は大勢来るが、お金は使わない。訪日外国人が2018年に日本国内で使ったお金の総額は4兆5064億円だが、そのうち韓国人が使ったお金はおよそ5842億円であり、全体の13%だ。もちろん大きな金額ではあるが、人数ベースでは24%を占める韓国人の存在感は、金額ベースで考えるとかなり小さくなるのは否めない。
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https://www.fnn.jp/articles/-/9051
※黒井注:この記事は2019年1月21日に投稿された記事だ。本家News U.S.で最も多く読まれた記事をいくつか抜粋して再編集し、特選記事として再掲することにしている。
※2020年4月現在、韓国からの入国はビザありでも全面禁止となっている。ビザなし渡航のみを停止するとしていた当時とは隔世の感がある。皮肉にも新型コロナですべてがうまく進むことになった。当時の状況と照らし合わせると新たな発見があるかもしれない。
ソースは観光庁の訪日外国人消費動向調査
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