「人を幸せにしたい」新ジャンルの情報番組にかけるプロデューサーの思い。
みなさん、こんにちは。
ニューステクノロジー広報担当です。
ニューステクノロジーが大切にする行動指針の1つ、「ゴキゲンにいこう。」になぞらえて、当社社員へインタビューする連載企画「GOKIGENなひとたち」。
本日は、タクシー内で放映中の移動時間の情報番組「HEADLIGHT(ヘッドライト)」プロデューサーの鎌塚さんにお話をお聞きしました。
出版社、広告代理店の営業を経て、“タクシー内の情報番組”という新たな形式の番組制作にチャレンジしている鎌塚さんに、今日に至るまでのエピソードや「HEADLIGHT」への思いについてお話いただきました。
ぜひご一読ください。
ー これまでのキャリアを含めて自己紹介をお願いします。
はじめまして、移動時間の情報番組「HEADLIGHT」のプロデューサーを担当している鎌塚さとみです。大学まで地元の北海道で過ごし、就職活動中に広告業に興味を持ち上京し、新卒ではフリーペーパーを扱う出版社へ入社しました。出版社の営業として4年、その後中途社員として入社した広告代理店での営業経験を経て、ニューステクノロジーとご縁があり入社する運びとなりました。
ー 広告営業に興味を持ったきっかけはありましたか?
実は、就職活動中にある広告代理店に入社したいと強く思い、大学卒業タイミングで上京しました。札幌で実施していた合同企業説明会にその広告代理店が参加しており、会社説明を受けたんですよね。当時は広告業界について全く知らなかったのですが、直感的に『この仕事面白そう!』と感じ、絶対にその広告代理店に入るんだと決意しました。
新卒では希望する広告代理店への入社は叶わずでしたが、広告業界での経験があればその会社の中途採用に挑戦できることを知り、主にフリーペーパーを扱う出版社へ新卒で入社しました。フリーペーパーの仕事が広告代理店の採用にそこまで有利ではなかったことに後から気付いたのですが、当時本当に何も知らなくて。(笑)
考えすぎず、まず行動することが自分の持ち味なので、その会社ではがむしゃらに働きました。飛び込み営業やテレアポなどのあらゆる営業手法を経験し、自分の営業スタイルが確立されたことで、多くの案件を獲得できるようになったことを覚えています。
私の営業スタイルは、“正直営業”といいますか、トーク・ストレートにクライアントと会話することを心掛けています。まずクライアントの利益は何かを考え、こちらが出来ることを提供することです。
例えば、目先の利益を求めて受注ハードルの低い単発出稿を提案するのではなく、どれだけ時間が掛かったとしてもクライアントにとって利益になる最適なメニューを提案していました。
クライアントにもその思いが伝わり、結果的に長期の広告出稿が決定するなど、結果は後からついてくることを実感しました。
このような考えを持てるようになったのは、出版社の「人の役に立つ」という会社理念があったから。日々の仕事で、「人の役に立つ」を体現していったら自然と営業として成長していくことができました。
ー 広告代理店での挑戦エピソードについて教えてください。
中途入社するまでにも紆余曲折ありまして。(笑)
出版社で自分なりの達成感を得て自信がついた社会人4年目に、希望の広告代理店の中途採用枠へエントリーしたのですが、合計で三回落ちました。部署ごとの採用だったので複数回チャレンジすることができたのですが、さすがに三回落ち続けて心が折れかけましたね。
最後の挑戦にしようと臨んだ四回目の面接で無事採用が決まりました。性格的に自分を飾ることが苦手で、面接では「なんでもできます!」と熱意を素直に話したら、面白い奴だと思っていただけたようでした。
晴れて希望の広告代理店に入社して営業として従事していくわけですが、出版社の営業とのギャップにはじめは苦労しました。
前職では自分一人で完結する仕事がほとんどでしたが、広告代理店では様々な部署を巻き込んでプロジェクトを進行していくんですよね。入社して最初の方は何をどうしていいのか右も左もわからず、関係部署へ聞いてまわりながら、『自分の仕事が何か』を探すことからスタートしました。(笑)
そのおかげで、他部署との関係値を構築することができたほか、自分一人ではできないことや人を頼ることの大切さを学びました。
エピソードは言い尽くせないほどありますが、ここでは割愛しますね。(笑)
ー 広告代理店からニューステクノロジーへの転職理由があれば教えてください。
ニューステクノロジーに興味を持ったきっかけは、広告や媒体業界が自分の好きな業界であることもありますが、様々な会社を見ていく中で、「ゴキゲンにいこう。」という会社の理念に最も共感できたことです。
私が仕事をする上で大切にしていることが、「ゴキゲンでいられる仕事がどうか。」です。自分が楽しい状態でいられる仕事なのか、環境なのかということはとても重要だと考えています。楽しくないと、仕事もうまく回らないんですよね。ですので、自分のゴキゲンを取れる人たちが集まる環境は自分に合っているなと率直に思いました。
ほかにも、祖父がタクシー運転手だったことや、代表と出身地が近く共通点も多くあったこともとても縁を感じましたね。
前職ではあまり触れてこなかったOOH領域を強めたいという思いや、これまでの経験を通じて、周りと協業しながらモノづくりをしていくプロデューサーというポジションにも魅力を感じ、ニューステクノロジーへの入社を決めました。
ー 「HEADLIGHT」プロデューサー職のやりがいについて教えてください。
会社の利益に貢献することや番組コンテンツを拡充することが、プロデューサーに課されたミッションであり役割であることを前提に、私は『自分と関わっている人を幸せにする』ことをモットーにしています。これまでも誰かと誰かの間に立つ役回りが多かったので、みんなが気持ちよく仕事ができるように動き、その結果全体の仕事がうまくいくことが私のやりがいですね。
例えば、トラブルが発生した際に誰かに指摘しづらいことや、進言することが憚れる人もいますよね。ただ、解決すべきことは濁さず・時間を置かずにスピーディーに周りの事情を汲みながら解決していくことが仕事の完成度を高めることにもつながりますし、関わる人たちのモチベーションにも影響しますので率先してその役割を担うように心掛けています。
ー プロデューサーとして「HEADLIGHT」をどんな番組にしていきたいか、ビジョンはありますか?
2022年10月にスタートした「HEADLIGHT」は、BtoBのイメージが強かったタクシー広告の出稿主の幅を広げる目的がありました。スタートから約1年半が経過し、番組自体の認知がされるようになったことや、番組としてのあり方が定着してきたことで、実際にBtoC企業の出稿主が増え、今では出稿主の割合がtoC/toB=5:5(番組スタート以前は3:7)まで比率が上がっています。
「HEADLIGHT」は、基本フォーマットに準じた動画制作から入らせていただくので、自社で動画コンテンツを持っていない企業の需要にも応えられたことや、番組仕立てにしたことでタクシー広告への出稿ハードルが下がったことも出稿主よりご好評いただいているポイントです。
一方で、既存コンテンツやパターンが定着してきたので、コンテンツのパタ
ーン、企画の幅を広げていくことにも注力していきたいと考えています。
そこで、2024年4月に安東弘樹さん・森香澄さんを新MCに迎え新しい体制で番組をスタートしました。
『タクシーで情報番組を作って放映する』という当社のチャレンジが、ご出稿いただく企業の成長につながる流れを生み出したように、今後も新たなチャレンジを続けて「HEADLIGHT」を取り巻く関係者の皆様を幸せにするサイクルを目指していきたいと考えています。