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第101回 箱根駅伝
みなさん、今年の箱根駅伝は見ましたでしょうか?
僕は毎年箱根駅伝を見てるんですが、毎回とてつもなく感動を与えてくれます。
小さい頃は駅伝を見てて、
「何が面白いんだろう?」
「全然変わらない順位で何が楽しいの?」
「早くゲームしたいなぁ」
そんなことをずっと思っておりましたが、色々学んで駅伝を見ると、
本当にめちゃくちゃ面白い!!
きっと駅伝のニュースが流れたりしますが、ぜひこれを知った上で見ると面白くなります!
今回の箱根駅伝のニュースを見ても、
ハイライトを見ても、
来年の箱根駅伝を見ても、
周りに話すにしても、箱根駅伝の知識を知ってるだけで話せる豆知識をお伝えします
箱根駅伝の歴史
箱根駅伝は、1920年に第1回大会が開催され、関東学生陸上競技連盟主催の大学駅伝競走です。
毎年1月2日・3日に開催され、東京・大手町から神奈川・箱根までの往復約217.1kmを10区間で競います。
関東の大学のみが参加できる大会で、「学生長距離ランナーの登竜門」として知られています。
往路と復路に分かれ、各区間の走者が襷(たすき)をつなぎながら順位を競う形式です。
1区(スタートダッシュの1区)
箱根駅伝1区は、東京・大手町をスタートし、神奈川県の鶴見中継所までの21.3kmを走る区間です。
平坦なコースが多く、スピード勝負が求められますが、序盤は団子状態になりやすい特徴があります。
レースの流れを作る重要な区間で、エース級や安定感のあるランナーが配置されることが多いです。
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2区(花の2区)
箱根駅伝2区は、神奈川県の鶴見中継所から戸塚中継所までの23.1kmで、全区間中最長の「花の2区」と呼ばれるエース区間です。
高低差約80mの権太坂などアップダウンが多く、スタミナと走力の両方が求められます。エースランナーが配置されることが多く、順位やタイム差を大きく変える場面が多いのが特徴です。
外国人留学生ランナーの起用や爆発的な区間新記録も注目されています。勝負所として各大学の戦略が光るドラマチックな区間です。
3区
箱根駅伝3区は、神奈川県の戸塚中継所から平塚中継所までの21.4kmを走る区間です。
海沿いを走るコースで、風の影響を受けやすいためコンディション管理が重要となります。
比較的フラットなコースですが、中盤のペースアップや終盤のスパート力が求められます。
前の区間で広がったタイム差を詰める「追い上げ区間」として戦略的に重要です。海風や景色が印象的で、観光地を背景にした映像美も見どころのひとつです。
4区
箱根駅伝4区は、神奈川県の平塚中継所から小田原中継所までの20.9kmを走る区間です。
比較的平坦なコースですが、後半にかけて緩やかな上り坂が続くためスタミナとペース配分が重要です。
距離が短めで走りやすく、スピードランナーが配置されることが多いです。
前区間までの流れを引き継ぎつつ、次の山登りに向けたタイム差調整がカギとなります。
小田原中継所へ向かう沿道の応援が選手の背中を押す、勝負の準備区間です。
5区(山登りの5区)
箱根駅伝5区は、小田原中継所から箱根・芦ノ湖までの20.8kmを走る「山登り区間」として最も過酷な区間です。
標高差約800mを一気に駆け上がるため、持久力と登坂力が求められます。
「山の神」と称される選手が誕生するなど、ドラマチックな展開が特徴です。
途中ヘアピンカーブが特徴的ですね!
気温の変化や酸素の薄さが選手に影響を与えるため、体調管理も重要です。
レース終盤に順位が大きく変動することが多く、往路の最終区間として注目されます。
往路まとめ
ここまでが往路と言われます。
箱根駅伝の1区から5区までの合計距離は107.5kmです。
各区間の距離は以下の通りです:
1区:21.3km
2区:23.1km
3区:21.4km
4区:20.9km
5区:20.8km
東京〜箱根間を走るってエグいですよね
6区(山下りの6区)
箱根駅伝6区は、箱根・芦ノ湖から小田原中継所までの20.8kmを走る「山下り区間」です。
急な下り坂が続くため、スピードと下半身の強さ、膝への負担に耐える力が求められます。
気温や天候の変化が激しいため、適応力も重要なポイントです。
下り坂を生かしてタイムを大幅に短縮する「下りのスペシャリスト」が活躍する区間です。
復路のスタート区間として勢いをつける役割も担います。
7区
箱根駅伝7区は、小田原中継所から平塚中継所までの21.3kmを走る区間です。
比較的平坦で走りやすいコースですが、後半は海風の影響を受けやすく、スタミナとペース配分が重要になります。
復路の中盤に位置するため、流れを引き継ぎつつ次の区間につなげる安定感が求められます。
区間新記録が出やすい高速区間としても知られています。
後半戦での追い上げやリード維持を図るため、各校が得意ランナーを配置することが多いです。
※余談ですが、この茅ヶ崎にある海風から風を守る木は徳川家康が植えたと言われています。
8区
箱根駅伝8区は、平塚中継所から戸塚中継所までの21.4kmを走る区間です。
前半は平坦なコースが続きますが、後半には遊行寺坂という長い上り坂が待ち構えており、持久力と粘り強さが求められます。
復路の流れを決定づける重要な区間で、ここでの粘りがチーム全体の順位に大きく影響します。
風の影響を受けやすい海沿いを走るため、コンディション管理もカギとなります。
終盤に差が開きやすく、追い上げや粘りのレース展開が見どころです。
9区(裏の2区)
箱根駅伝9区は、戸塚中継所から鶴見中継所までの23.1kmを走る区間で、復路最長の距離を誇ります。
前半は下り基調、後半は平坦なコースが続き、スピードとスタミナのバランスが重要です。
終盤戦の鍵を握る区間で、追い上げや逃げ切りを狙う各校の作戦が見どころです。
残り1区に襷(たすき)をつなぐ役割を担うため、アンカーへの流れを作る走りが求められます。
過去には逆転劇や劇的なドラマが生まれた区間としても知られています。
10区(アンカー)
箱根駅伝10区は、鶴見中継所から東京・大手町のゴールまでの23.0kmを走る最終区間です。
平坦で走りやすいコースですが、プレッシャーのかかるアンカー勝負となり、精神力と集中力が問われます。
最後の追い上げや逃げ切りが見どころで、逆転劇が生まれることもあります。
沿道には多くの観客が集まり、選手を応援する熱気が高まる区間です。
ゴールテープを切る瞬間はチームの努力が結実する感動的な場面となります。
箱根駅伝の1区から10区までの累計距離は217.1kmです。
1区:21.3km
2区:23.1km
3区:21.4km
4区:20.9km
5区:20.8km
6区:20.8km
7区:21.3km
8区:21.4km
9区:23.1km
10区:23.0km
第101回箱根駅伝 覇者
青山学院大学が2連覇を果たしました!!
おめでとうございます。
名将 原晋監督が指揮をとり、8度目、2年連続総合優勝も果たしました。
すごかったですね。
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箱根駅伝の感動シーン
箱根駅伝はもちろん1位がどこかな?というのは面白いですが、
僕が思う感動シーンは大きく3つに分かれると思ってます。
①往路優勝・復路優勝・総合優勝
1〜5区の往路と
6〜10区の復路、それぞれに優勝が決まります。
そして1〜10区の総合優勝がどこなのか?という3つの賞が受賞されるんですね。
②10位シード権争い
箱根駅伝は合計20チーム+関東連合の合計21チームで優勝を争うのですが、
実は10位以内に入ると、シード権を獲得し、来年の箱根駅伝のチケットを手に入れることが出来るんです。
だから復路の7区あたりくらいからは、10位以内に入ることを目標に走るチームが増えてきます。
ここのシード権争いもかなり胸熱です。
③襷を繋げられない!?
箱根駅伝は1位のチームが通過してから、20分を経過してしまうと繰り上げスタートとなり、襷を受け取らずに出発してしまうことになるんですね。
駅伝は襷を繋ぐスポーツなのに、襷が繋げられない、、、これは本当に涙なしでは見れません。
箱根駅伝が舞台の小説・アニメ・映画
こういう知識を持った状態で箱根駅伝を見ると、めちゃくちゃおもしろくなります。
僕は箱根駅伝が好きになったキッカケがあります。
それが「風が強く吹いている」という小説です。
舟を編むを書いた、「三浦しをん」さんが書いた小説です。
今アニメ化もされているみたいですね。
始まりは小説で、その後小出恵介と林遣都が主演で映画化もされています。
めちゃくちゃ面白いので、ぜひ見てみてください!
最後に・・・
これを読んだら、来年の箱根駅伝も楽しみになったと思いますし、
これから読むニュースが面白くなるでしょうし、ハイライトをぜひ見てみてください!