ビジネスの原点は「3つの不」

みなさんファンケルという会社はご存知でしょうか？
化粧品の会社ですね。
マイルドクレンジングオイルメイク落としや、無添加スキンケアシリーズの商品を出しており、ドラッグストアに行って、その名を見ないことはないですよね。
そのファンケル創業者のお話。

ファンケルの創業理念は
「正義感を持って世の中の『不』を解消しよう」です。
3つの『不』
①不安を大切に
②不便を便利に
③不快を快適に
世の中の不を解決していくところにビジネスが生まれます。
だから、常識の壁を破れ！
常識はクリエイティブの邪魔になります。と創業者の池森さんは言います。

ファンケルの創業者は池森賢ニさんという方です。
ある日、池森さんご自身が
借金を返し終わって安堵して奥さんの顔を見たら、肌が荒れていたそうです。
「どうしたんだ？」
と聞くと、

「化粧品が肌に合わないの」

これがキッカケで化粧品の会社を立ち上げることになります。
皮膚科に行くのと、知り合いの化粧品の技術者がいたので、相談をしたところ、
原因には防腐剤などの添加物にある。と発覚。
しかし、無添加の化粧品は日持ちせず、傷んだ化粧品を使う方がかえって肌に悪いから仕方ないと言うらしいんです。

「じゃあ添加物を入れなかったら何日で痛むんだ！？」
と聞くと、「ほぼ1ヶ月は持つ」とのこと。

『じゃあ1ヶ月以内に使い切れるようにしたらいいじゃん！』

逆転の発想から生まれたのが、ファンケルの無添加商品です。

他にも、ファンケルが無添加を謳っても簡単には乗ってこない人も多いだろうという仮説を立てると、頭に浮かんできたのはサンプルを売る、という方法。
ただサンプルを無料で配ると、大体使われないまま捨てられるのがオチ。
かといって、高いサンプルを買うわけがない。
たとえ騙されても腹が立たない金額設定にすればいい！

・・・・・・1000円のお試しセットにしよう！
ここから、1000円のお試しサンプルセットで気に入ったら購入してください。
っていう流れが生まれたんですね。

世の中の『不』がビジネスを生みます。
みなさんも、実は当たり前にやってるけど、これって意外と不便なんだよなぁ
と思うものにアンテナを張って見てみると、意外とそれがビジネスチャンスだったりすると思います。
ぜひ見つけてみてくださいね！