岸田総理、ブチギレ⁉︎子ども政策をめぐり与野党が論戦
◎「違う!!」と声を荒げた岸田総理
2023年2月27日に行われた衆議院 予算委員会。
堅実な答弁で知られる岸田総理大臣ですが、自身が最重要政策として掲げる子ども・子育て政策をめぐって、声を荒げる場面がありました。
立憲民主党・長妻昭政調会長「(子ども・子育て予算の倍増の基準が)GDP比なのか、絶対金額なのか。答えていただけますか。」
岸田総理大臣「さっきから申し上げてるように、数字ありきではないということを申し上げている。」
長妻氏のヤジ「数字を言ってるんじゃない」
岸田総理大臣「違う! ベースになる政策を精査する、そしてその政策の予算を倍増しようと言っているわけですから、政策を整理せずして、数字をまずあげろ、これは無理な話であって、従来からそう申し上げております。」
◎自身の答弁に起因する質問が相次ぐ
岸田総理は、将来的な子ども予算の倍増方針を示していますが、その基準は、いまだに、示されていません。
2月15日の国会では、岸田総理が「家族関係社会支出は2020年度の段階でGDP比2%を実現しています。そしてそれをさらに倍増しようではないかということを申し上げている」と発言しましたが、その後、一例として示したに過ぎないとして、軌道修正を行なっています。
立憲民主党を中心に野党から、この点についての質問が執拗に繰り返されたことに加え、自身の答弁を遮るヤジが長妻議員などから相次いだことに苛立ちを隠せなかった様子です。