はじめに
今日の新聞クリッピングした分量が多くなりました。
月曜日の新聞記事は、注目される社会問題の「よみもの」が多いからだ。
ぜひ、タフな読解力をつけてほしい。
小学校では「読み、書き、計算」の基礎学習からスタートした。
社会に出ると、「読んで、視て、聴いて~考えて~書いて、説明する」(頭文字をとって「よみきかせ」)の高速・同時並行処理する能力が求められる。その前哨戦として、「就活」で能力を伸ばしてほしいのです。
【就活を通じた新聞から得られるものは何か】
昨日のおさらいとともに、新聞から何が吸収できるか、考えてみましょう。
新聞を「人生の重要なひとこまともいえる就活」を機に「人生を豊かにする知恵の素」として、活かしていきましょう。
2023年、年が明けて企業の説明会、採用試験が本格化しました。
就活モチスキゼミコーチは「社会人受験」では、就活生皆さんの現有の能力のままで、小手先の就活テクニックを覚えて、志望先企業にチャレンジするのではなく、就業能力=心の置き方+(人間性×思考・行動力×知識・技能)を総合的に伸ばして、受験に臨もう!と、呼びかけました。
その後の入社後も「学び続ける」ことの習慣化の重要性を気づき、仕事と家事、地域活動、生涯学習などとともに、新聞、読書を行なっていくことで、「ワクワク・はつらつと・しなやかに」生きていけることでしょう。
【就業能力を伸ばす】
就業能力を伸ばすとは、以下のことを新聞の講読をしながら進めることができることでしょう。
●心の置き方……自信をどのようにつかむ、困難を乗り越えるメンタルの強さを養う。
●人間性……人柄・人格を磨く、性格を的確に理解して強みに活かす、社会に向けて信念(志・使命感・価値観)を固めて、前に向いて行動する。
●思考・行動力……新聞講読による読解力、洞察力を養成する、本質究明、多面的・深堀思考して課題解決につなげる、信念~目的・目標~準備・計画からの実行力など。
●知識・技能……社会を生き抜くための時事問題(政治・経済・ビジネス・教養など)をとらえる、専門性を養うためには何が必要かを知る、適性テスト対策(一般常識)など
【月曜日の新聞から就業能力を養う】
たとえば、今日の日経新聞から「就業能力」養成に資する記事をピックアップしてみましょう。
月曜日は、1週間のはじまりですが、前日の休日から企業や市場の報道記事が少ないことが特徴です。
つまり、社会の諸問題を分析・見通しをたてる記事が多くなり、「女性」や「若者向け」特集記事(「18歳プラス」、「池上彰の大岡山通信 若者たちへ」)、「法税務」「Next Company」「グローバル市場」など、「読み物」が多くなります。
ということで、就活生にとっては、「見出し」「リード文」プラスぜひ「本文」も読んでもらいたい記事がたくさんあります。
それでは、1面からおすすめ記事を紹介しますね。
【就活モチスキゼミコーチが選んだおすすめ記事】
●「就業能力」養成
<コーチのコメント>
これからVUCA(Volatility(変動性)、Uncertainty(不確実性)、Complexity(複雑性)、Ambiguity(曖昧性))の時代をいかに、生き抜いていくか?
その道を照らしてくれたのは、昨年、お亡くなりになられた京セラ・KDDI創業者、元JAL会長の稲盛和夫さんだ。
「人(間)として正しいかどうか」である。
人間性(人格)を磨き、信念をもとに行動することが大切です。
稲盛さんは「学び直し」をしようと「盛和塾」を日本をはじめ世界で開いて、人の道、仕事とは何か、どのように経営していくか、説いてきた。
2019年には、世界で14,000人の塾生を擁して、世界大会27回開催65,227人、市民フォーラムは59回で102,178人が参加したという(盛和塾オフィシャルサイトより)
経済教室の「幸せに生きるために」は心理学の研究・臨床実験から「生きがい・働きがいとは何か」参考になる話がありました。
今週の18歳プラスでは、「グローバルとは何か」「世界の視点でのものの見方・考え方」を考えさせてくれます。
1.7面ビジネス経営の視点高い徳性で意思決定を 稲盛イズム「人として」 編集委員 田中陽
2.29面18歳プラスチーム池上が行く!途上国取引、公平さに着目前へ跳ぶ学生との対話(下) 政治や金融、海外大で学ぶ
3.14面経済教室やさしい経済学幸せに生きるために(9) 日本の課題を解決する方策 京都大学准教授 柴田悠
4.29面18歳プラス 講師陣が学生だったら 読書・遊び・学問に力注ぐ
●教育問題
<コーチのコメント>
私たちが、子どもから若い人々に対して社会をささえようとバトンをつなげるため、さらには豊かな生活をして、健やかに働いていくためには、教育は大切なことですね。
いままでの日本は、エネルギー資源が乏しいハンディを「教育は国家、百年の計」に力を注ぐことで、その時代の教育問題が横たわりますが、世界的に見て教育水準は高いとされて、世界の経済をリードしてきました。
これからの日本は、どのようにカジ取りして生きがい・働きがい・暮らしがいのある社会を築いていくのか?
皆さんも社会の一員として「これからの社会をどうすればよいか」「就活の軸」を考えながら、学びながら、行動していくことが求められます。
1面トップは「教育岩盤」特集として、教員の魅力が失われて有能な人材確保が難しくなり、休職・中途退職による欠員人手不足による教育の危機を報道しています。
さらに、社会面では教員養成、待遇改善によって人材の確保をしようとしている様子を伝えています。
オピニオン面では、「学校の部活動のあり方」特集しています。
5.1面トップ教育岩盤迫る学校崩壊(1)先生の質保てない
2000校で欠員、1年で3割増 日経調査、魅力失い倍率最低
6.35面社会 「授業のプロ」確保へ腐心
奨学金返還支援/採用時期前倒し 待遇改善、抜本策が急務
7.9面オピニオン複眼部活動「地域移行」の成否「強制」脱して個人に委ねる 筑波大学教授 山口香氏
●「働き方改革」問題
<コーチのコメント>
働き方の論点は5つ挙げられる。
(1)同一労働同一賃金
「非正規雇用の処遇改善のためには法整備は避けて通れない。先行して円滑な実施に向け雇い主向けガイドラインを年内をメドに策定すべきだ」
「(労働者側の理解を得るには)いろいろな意見を聞いていく。まずはガイドラインを作り混乱で円滑な移行が進まない状況を是正する。その上でパートタイム労働法、労働契約法、労働者派遣法を来年に改正したい」
(2)長時間労働の是正
「(法定労働時間外や休日に従業員を働かせるために労使で結ぶ)36(さぶろく)協定の見直しが必要だ。時間外労働の上限を新たに規定する必要がある。各企業の自助努力だけではなかなか解消できない。一定の法的基準を設置する」「(基準を守らない企業には)罰則をしっかりと検討したい。守られなくても全く構わないということでは、いつになっても長時間労働の是正はできない」
(3)配偶者控除から「夫婦控除」への移行
「柔軟な働き方に向けては中立的な税制、社会保障制度を作る。『夫婦控除』は(配偶者控除では)103万円の壁にぶつかり、もっと働きたいのに抑制されてしまう現在の状況を改善する」
「できれば年末の税制改正大綱に盛り込み、来年の通常国会で関連法案の改正を目指したい。配偶者控除は制限がないが所得制限を設ける必要がある。それが800万円、900万円、1000万円になるのか、全体の税収との関係も含めて検討していく」
(4)雇用のミスマッチ解消
「人材育成、職業訓練、資格取得、社会人学び直しなどに雇用保険積立金を活用することが重要だ。(返済不要の)給付型奨学金を来年度から創設をしたい」
「あまり厳格な要件は設定しない方向だ。成績要件以上に家庭の状況などを考えたものにすべきではないか。基本的には格差を固定させない、誰にでも機会のある教育の充実という観点から取り組みたい」
(5)外国人労働者受け入れ
「育児や介護の人材不足解消が必要不可欠だ。必要な分野に着目し、単に専門職に限らず、具体的にどう受け入れていくか検討を進めたい」「(移民問題もあり反対が根強いが)移民とは違った分野での受け入れのあり方を検討する。どこかの国からこれだけの分野の人をどれだけ受け入れるという実績を積み上げることが重要ではないか」
(日経新聞「自民政調会長「働き方改革、5本柱で 残業上限、罰則も検討」2016年9月15日 より」
8.1面 客室乗務員、週2勤務可能 ANAが制度 副業や地方居住促進
9.1面コラム 「春秋」
●「少子高齢化対策」問題
<コーチのコメント>
多くの若者が家族を持つ将来像を描けていない。
人口減少・少子高齢化は、労働力、経済力を減退させて、ひいては国力を落とすことにつながる重大な問題である。
政府は「異次元の少子化対策」に挑戦する。
東京都は都民の18歳以下の子供たちに月額5,000円の補助金を出すことを決めた。児童手当ひとつとっても子どもの多い世帯にどこまで手厚くするかなど、論点は多い。物価高の中でインフラ社会に立ち向かうため、子ども達のために有用に使いたい。しかし、補助金だけでは、「子どもがほしい」「育てたい」につなげることは、難しいね。
社説が提言している通り、
●いったん非正規雇用になるとなかなか抜け出せない硬直的な労働市場や、年功序列型の賃金体系を見直すべきだ。
●職業能力を伸ばす機会を増やし、成長業種への転職なども後押しする。
●保育所の待機児童問題は都市部を中心に今もなくなっておらず、旧態依然とした長時間労働などの慣行も残る。
●新型コロナウイルスの感染拡大を機に、在宅勤務など柔軟な働き方が広がりつつある。官民あげて推進すべきだ。
●飛び抜けて女性に偏っている家事・育児分担を見直し、男性の育児を増やすことも欠かせない。
経済教室<やさしい経済学>「幸せに生きるために」京都大学柴田先生によれば、「0~2歳児保育は将来の人々の孤立や自殺を予防する」意味からも、3年間の育児休暇が望ましいが、
実現できている企業はごくわずかだ。
10.2面総合[社説]少子化対策は社会の構造を変える覚悟で(全文掲載)
●「デジタル技術」問題(IT、DX)
<コーチのコメント>
人口減少、少子高齢化対策、地域創生などの切実な社会問題を解決するため、日本の産業を活性化するためには、デジタル技術を活用した仕組みづくり、システム構築が求められているね。
その中で、AI、IoT、クラウド、メタバース、6Gなどを積極的に活用する動きがあるなかで、法務省が地図データを開放する動きは歓迎したい。
新しい産業を興していくには、官公庁の法規制、情報提供の弾力化は必要であるといわれている。
また、デジタル教育を充実させて、デジタル技術の底上げも必要である。
しかし、AI研究・開発では中国が突出して、米国が引き離されて、日本は低迷している記事から危機感を覚える。
まさに技術開発力は、今後の政治バランス、安全保障にもかかわってくるからだ。
現在、日本政府は、IT・デジタル教育に力を入れようと小学校でプログラミングを取り入れた。
また、大学では理工学部の学生のデジタル教育の必修化をめざしている。
日本の大企業は、社員にデータ分析、デジタル教育を積極的に取り入れていこうとしているね。
就活モチスキゼミコーチのおすすめは、
皆さんに、社会人に向けて、●データ分析、●マーケティング、●業務改革のためのシステム化設計の方法などを学んでもらいたい。
11.1面 ミリ単位の地図データ開放 法務省、民間に無償で 農業IT化・災害復旧に活用
12.AI研究、中国突出 論文の質・量で米国引き離す
企業10強にも4社 日本は低下、量で9位に
●環境問題(補修、リサイクル、服廃棄)
<コーチのコメント>
温暖化対策のため気候変動枠組み締結国会議(COP26)では、「産業革命前からの気温上昇を1.5度に抑えること」を目標にした。そのため、CO2排出実質ゼロに向けて、削減対策で火力発電所の段階的削減も盛り込まれた。
身近な対策では、使い捨てプラステック(コンビニ・飲食店のスプーン、フォークなど)の削減があげられるね。
そこで、衣料品も大量消費のイメージが強かったが、大きいな転換だね。
13.11面Next Company 衣料大手、服補修もカバー 環境配慮の消費者誘うユニクロ、国内本格展開 ZARAは英でサービス開始
●ニュービジネス(中堅上場企業、有望・優良企業、ベンチャー企業)
<コーチのコメント>
さまざまな日本の社会問題を解決して、日本を元気にするのは、新しい企業の台頭が求められている。
ぜひ、業界研究・企業選びでは、業界トップ企業に注目するだけではなく、この「NEXT Company」のような成長著しい企業も調べてみては、どうかな。
14.医療・人材、コロナ需要捉える ROEの5年平均が高い企業1位 ミズホメディー、PCR検査を手軽に
●インフレ問題
<コーチのコメント>
インフレ・デフレの基礎です。
インフレーション(インフレ)とは、 みんなが欲しい量より、商品が少なくなると、値段は上がり、お金の価値が下がること。
デフレーション(デフレ)とは、 みんなが欲しい量より、商品が多くなると、値段は下がり、お金の価値が上がること。
インフレ状態とデフレ状態では経済にどのような影響が出るか、まとめてみた。
インフレとは?《小学生でもわかる》絵で学ぶ経済用語! (incomlab.jp)
15.月曜日経済観測上下院ねじれの米国 債務上限で財政危機も ハーバード大教授 ジェイソン・ファーマン氏
16.Market Beat市場の弛緩、じれるFRB金融引き締め長期化も
投資家はこのシナリオを疑う。金利先物市場は23年前半に想定する政策金利の到達点が5%以下にとどまり、年内に複数回の0.25%の利下げを織り込む。22年にFRBのタカ派傾斜に従って金利見通しを引き上げてきた市場はなぜ見方を変えたのか。
17.14面経済教室インフレの先にあるもの(上) ピークアウト後も収束遠く北村行伸・立正大学教授
以上
ご精読、どうもありがとうございます。
毎日コツコツ進めていきましょう!
就活モチスキゼミコーチ 山内康義
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・文系女子の就職先にについて
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・インターンシップについて
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・自分の価値観を見つめてゴール設定をするには
・自分の価値観にあった企業に就職するためにはどんな仕事をすればいいのか
・就職活動において企業を選択する場合のポイント
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・就活のことがなんとなく気になり始めたけれど、何から始めればいいのかわからない企業選びのコツ
・やりたいことが何なのか、一緒に探してくれる人がいない
・就活ができない悩みの原因への対処法
・どんな心構えでキャリアの第一歩を踏み出せばいいのか?
・就職観は「楽しく働きたい」ですが、実現するための企業選びについて
・やりがいのある仕事ができるために、大手企業にはこだわらないのですが
・企業研究のやり方がわからない
・業界・企業研究が不十分
・企業が業界の情報収集ができない
・就職活動の第一歩は自分を知ることと言われますが、自己分析のやり方について
・なぜ、面接を通過することができないのか
・面接でのストレス(質問に対して何が正解かわからない)
・面接が不安だ
・口下手で面接が上手くできるかわからない心配
・面接練習をどうやったらいいのか
・面接が通過するかわからない
・面接では本音を話すのか
・面接が苦手だ
・面接に対する準備不足の不安が大きい
・どんな質問をされるのかわからない
・志望動機を書かなければいけないのが大変
・誇れるガクチカがないのですが
・自分の強みをうまくアピールする方法
・ESではどんなことを書くのだろう
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・ESがうまく書けない就活生、
・受からなかったらどうしたらいいか悩む
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