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バンコクから北へ 2025年1月17日写真日記

 バンコクを前夜11時頃に出発して北へ。3時間ほど走った中部ナコーン・サワン県内のガソリンスタンドで車中泊。最低気温が20度を切る夜で、半袖&裸足で寒かった。

 夜明け前に起きようと思ったのに寝すぎた。朝7時。夢の中でも車中泊していて、寝起き直後は夢と現実が入り混じって混乱した。さらに北に向かう。

 中部ウタイターニー県の国立公園に向かう。だんだんとそんな雰囲気になってきた。ユネスコ登録の「トゥンヤイ・フアイ・カー・ケーン野生生物保護区群 自然遺産/1991年」。

 正確にはフアイ・カー・ケーンの方、トゥンヤイは別のところにある。外国人の入域料はタイ人の10倍。外国人とバレて正規料金の400バーツ(2000円弱)を払う。有料の国立公園に入った途端、道路が未舗装に。

 下調べで、動物とはほとんど出会えず、自然を満喫する公園ということで、さほど期待なし。でも何かこう、キャンプ場のノリ。別に吊橋などいらない。

 この公園を訪れる人が、ほかに撮るものがないので仕方なしに撮る、という雰囲気の銅像。自分は絶対に撮りたくないと思ったのだが、やはりほかに撮るものがなくて、やっぱり撮ってしまった。公園の発展に最も貢献にした人みたい。

 鹿の親子発見。でも後で公園職員に聞いてみたら、公園にほとんど飼われている状態の鹿だとのこと。

 近づいていったら、親子別々に分かれて逃げていった。賢い。親の鹿が何度も振り返り、こちらを誘導しているような雰囲気。

 動物にはほとんど出会えないのに、森から頻繁に飛び出してくるようなタッチで、注意を促している。

 「森の中を散策するサービスがあるけど」と、職員が声をかけてきた。動物の足跡や(犬のような)マーキングを探しながら、ざっと歩いて30~40分。まあ、何種類かの足跡とマーキングは見つけられた。

 「水を飲みに来る鳥を見ることもできる」と、ほかの職員に誘われたので、行ってみた。30分ほど待って、頭に真っ赤な毛が生えた鳥がやってきた。珍しい種類らしく、「あなたは幸運だ」と言われた。でも望遠レンズを持って行かなかったので、大きく撮れなかった。

 「野生の動物を見られる展望台がある」と言われて探してみることに。途中で警備員に聞いたら、全く別の展望台に案内された。

 探し直してようやく見つけた展望台から。牛が1頭だけいて、こちらを見ていた。

 1時間半ほど粘って、ようやく数百メートル先に牛の群れがやってきた。肉眼でほとんど見分けがつかない遠さ。

 とにかく、動物を見られただけでも良しとして、次の目的地に向かう。北部スコータイヘ。

 途中の景色の方が、国立公園よりよっぽどきれいに見えた。以降、グーグルマップを信じてそのまま進んだら、目的地の直前までド田舎を走ることになり、ガス欠になりかけた。

 夜7時過ぎ、スコータイ歴史公園に到着。こちらも政界遺産。スコータイ王朝第3代王のラームカムヘーン大王の記念日に合わせた祭りがやっていた。

 何とも派手なライティング。10年前に初めてきたときはもっと素朴で、それを期待しての再訪だったが、何か違う。

 2015年1月17日。祭りにやってきた人が自分で火を灯していた、何とも地味な祭りだった。

 王が国を治めて国民が幸せに暮らすという、ありきたりのショーが演じられていた。タイ国内、どこの祭りで観ても同じ。

 食べ物を売る屋台が数百店も出ていた。しかも首都バンコクと比較して値段が半額に近い。これはよろしい。

 スコータイ歴史公園の主役、ワット・マハータートを撮っておく。背景に明るい星が出ていて、てっきり金星だと思っていたが、後にニュースで読んで火星だと分かった。

 雲も月も出ていなかったので、ひょっとしたら星が捕れるのではないかと思い、防犯灯が設置されていない寺院に行って撮ってみた。手元さえ見えない暗闇で、何とも怖かった。

 翌朝8時頃、やはりナコーン・サワン県にて。車中で6時間も寝てしまい、慌ててバンコクに戻る。200~300メートル先が霞んで見える。明らかに大気汚染。

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