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データで見る不登校

目次
◆不登校の現状
不登校生の割合について

◆将来の見通し
不登校は今後増えていくのか

◆不登校でも進学に希望
不登校経験者が進学する割合について

みなさんこんにちは、ニュースク編集部です。
今回はよく寄せられる「不登校生ってどのくらいいるの?」「今後はどうなるの?」「不登校経験者はその後どうなるの?」という3つの疑問に対するデータを集めましたのでご覧いただけましたら幸いです。

◆不登校の現状
不登校の現状2018年度の不登校の児童生徒数は、小学生4万4841人(0.7%)、中学生11万9687人(3.6%)、高校生5万2723人(1.6%)。カッコ内は全児童・生徒数に対する割合です。少子化で全児童生徒数は年々減っているものの、不登校の児童生徒数は増加傾向にあります。 不登校の小中学生の割合は、2013年度以降伸び続けています。小学校1万9974校のうち1万2690校、率にして63.5%の学校に不登校の児童が在籍しています。中学校では1万405校中9302校(89.4%)、高校では5422校中4433校(88.3%)に不登校の生徒が在籍しています。すでに不登校は、とくに中学高校では、ほとんどの学校に見られる珍しくない問題、けっして特別ではない問題となっています。 不登校の児童生徒への働きかけが効果を上げたかどうかを調べた数字があります。いま中学生だけを見てみると、指導の効果があって登校できるようになったのは、不登校生徒数の26.4%に留まります。好ましい変化があったものを含めて残り73.6%は不登校のままです。[この項、データの出典は「平成30年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果」]


◆将来の見通し
不登校問題の将来の見通しは、残念ながら明るくありません。日本財団が2018年に発表した報告「不登校傾向にある子どもの実態調査」によると「不登校傾向」の中学生は推計で約33万人。全中学生の10人に1人という割合です。これは文科省の調査による不登校の中学生数の約3倍です。 この調査は全国の中学生約6500人を対象にしたもので、不登校傾向の中学生約33万人の内訳は次の通りです。・「1週間以上連続で学校を休んだことがある」1.8%(中学生全体で推計約6万人)・「登校はするが、教室には行かない/教室には行くが遅刻や早退が多く授業への参加時間が少ない」4.0%(同約13万人)、・「教室で過ごすが、心の中では学校がつらい」4.4%(同約14万人)。不登校に関する文科省の調査だけでは見えてこない実態が浮き彫りになりました。

◆不登校でも進学に希望
中学生約12万人、高校生約5万人――不登校の生徒数は減少の様子を見せません。しかし、そう悲観しなくてもよいと思える材料があります。それは不登校経験者の進学率です。不登校を経験した中学生の高校進学率が大幅に増加をしているのです。

このデータについてはコチラに詳細を記載致しましたので是非ご覧下さい。
https://new-schoooool.jp/202010date1/


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