菊月01

海に沈む駆逐艦“菊月”の最期

終戦72年特別番組「秘密~いま明かされる4の真実」8月12日(土)午後3時から午後4時24分まで放送(一部地域を除く)

オーストラリアの東、ソロモンにある湾を見ていると、錆びた一隻の船が見えます。連合軍の攻撃の末に座礁した駆逐艦“菊月”。その最期にまつわる“秘密”について、番組ではお伝えしますが、それと同時に、この“菊月”を保存しようという日本の若者たちの活動もご紹介します。

 (海に沈む菊月の砲身)

海に沈む“菊月”の砲身を引き揚げて、日本で展示しようとしているのは、「菊月保存会」というグループ。代表の佐瀬賢太郎さんは、まだ20歳になったばかり。実は佐瀬さんの祖父は特攻のパイロットでしたが、出撃せずに終戦を迎えたそうです。

●「菊月保存会」佐瀬賢太郎代表(20)「祖父の話を聞く以前は、まさかこんな身近に実際にその時代を生きた人が、近くにいたなんて思いもしませんでした。この活動についても祖父の存在がかなり後押しにもなりました」

 保存会はソロモン政府の許可を得るため、現地の日本人の協力の下、粘り強く交渉。インターネットなどで募金を集め、ついに引き揚げ実施に漕ぎ着けました。番組では、6月に現地で行われた引き揚げ作業に独占密着しています。


8月12日(土)午後3時~午後4時24分放送(一部地域を除く)
終戦72年特別番組「秘密~いま明かされる4の真実」