
幽霊は絶対にいるよ。見える人にとっては。
幼い頃から乗り物が好きだった整備士の親友がいます。
彼は、全国で3本の指に入るほどの技術をもったデキる男です。
この前なんかは、インドネシアで車の整備を教えてきたそうです。
そんな彼は幼い頃、車の中から空を見上げた時に、見たらしいんです。
月でうさぎが餅をついている姿を。
笑わす気などありません笑 彼は本気です笑
「絶対に見たんだ」「鮮明に覚えているんだ」
それ以上とやかく言うと、怒ります。
彼は本気で信じているんです。少なくともその時は“見た”と。
今までも、きっとこれからもそうでしょう。
ところで。
あなたには今回のタイトル画像に何か変なものが見えませんでしたか?
ひょっとすると、あなたも彼とそう違わないのかもしれません。
「透明な三角形」が見えた人に、念のため言っておきます。
僕は「透明の三角形」など誓って書いていません。
回りくどい言い方をしましたが、もう結論を書いてしまいましょう。
見える人には見えるんです。
月のうさぎも、透明の三角形も、幽霊もUFOも、なんでもです。
それでいいじゃないですか。
例えばあなたがもし“幽霊を信じていない人”だとして、そしてこの理屈に納得できないのには、きっと大きく2つの理由があります。
□ いないものを“いる”として怖がらせないで欲しい。
□ 自分には見えないから、見えない事という事実を教えてあげたい。
この2つじゃないでしょうか?
世の中、あっちもこっちもこんな諍いに溢れています。
つまり、みんながみんな自分の正しさを押し付けあっている気がします。
ちなみに僕は、幽霊はいないと思っている派です。
それなのに、若い頃は数え切れないほど幽霊を見ました。
首のない血だらけライダーとか、本当にいろいろです。
今は、見たことがあるのに信じていません。
いや...正確には信じなくていいように頭のスイッチを入れ替えました。
信じることと思い込むことは、とてもよく似ています。
僕は、そう思い込む事にしたんです。
幽霊なんていないと、信じる事にしたんです。
...ほらね笑?
面倒だし、怖いし、自分が死んでも幽霊にはならないと思うし、今はもう見えないからです。
思い込むには、その為の材料を集めるだけだから、意外と簡単に叶います。
あなたは、何を信じていますか?
もし仮に、あなたが信じているそれを頭ごなしに否定されたら、どうしますか?
怒るか、嫌いになるか、呆れるか。
選択はいつでもあなた次第だから、ここで何か言うつもりなどありません。
最後に。
タイトル画像の図形は、いわゆる錯覚のひとつで「カニッツァの三角形」というものです。
本当に誓って、真ん中に「透明な三角形」は書いていません。
周りの黒い部分を書いたら「透明な三角形」が浮かび上がっただけです。
でも、だからといって
「書いてねぇっつってんだろ!」と言うつもりはないし、
「すみません、確かに書きました。」なんて言うつもりもありません。
受け取り方はいつでも、受け取る人次第で正解も間違いもありません。
僕は書いた。 あなたは見えた。
それだけでいいじゃないですか。
どうして、それだけではいけないんだろうね。