【恐怖体験】新聞勧誘のバイトをしていたら、金属バットを持ったお父さんにガチギレされた話
短期間ですが、私は新聞勧誘のバイトをしていた事があります。
新聞勧誘の仕事と言うと、前科者がやっているイメージが強いですが、そのイメージを払拭するための学生アルバイトをしていました。
1日の流れとしては、指定された営業店にお昼頃に行き、何人かと集合します。
気前のいい営業店だと食事手当として1000円貰えます。
洗剤やビール券などの勧誘アイテムを自転車に積み込み、伝票と顧客リストを持って出発します。
最初にみんなが向かう場所は、個人宅ではなく、ファミレスです(笑)
平日のお昼だと結局、不在が多いので、勧誘に出る意味があまりないのです。
ファミレスでトランプしたり、喋ったり、ゲームをしたりして、思い思いの時間を過ごした後、頂いた1000円で支払いを済まし、15時〜16時頃から勧誘にでかけます。
対象は自身のリストの顧客を回るのですが、リストの殆どが過去に同社の新聞を契約していたお宅となります。
ピンポーン!
「こんばんはー!○○新聞のニューノマンと申します!新聞のご契約の件でお伺いましたー。」
と、ひたすら勧誘していきます。
大体が不在なんですが、契約を取らないとマネージャーにバチクソ怒られます。
そんなブラック体質なためか、契約取るためにみんな必死です。
「僕、奨学金で大学通ってまして、お金が必要で、何とか契約して貰えませんか?」
「僕、親が事故で入院しちゃって、お金が必要なんで、何とか契約して貰えませんか?」
そんな嘘はみんな普通についてました。
酷いケースだと、痴呆老人に、
「宅急便でーす!」といって、
契約書にハンコを貰っているクズもいました。
こうゆう事をするから、どっかの保険会社みたいに不正な契約が生まれるのでしょうねぇ。
ちなみに、私は本当に奨学金を貰っていたので、奨学金ネタしか使ってませんよ(笑)
ただ、そのトークを使っても、
「あんたの奨学金なんて私には関係ないでしょ!!」
と冷たく一蹴されましたけどね、、
そんなこんなで勧誘してたのですが、今でも忘れられない恐怖体験があります。
いつもの通り私は新聞勧誘をしていました。
ピンポーン。
「はーい。」
子供の声が聞こえます。子供には勧誘できないので、
「○○新聞の者なのですが、パパかママはいるかなぁ?」と聞きます。
明らかにパパらしき人が後ろで、
「いないって言え!」
と言っていたのが聞こえ、
「パパは今いないよー」
と言われました。
そんな子供騙しで引いていたら勧誘マンの名が廃ると思い、
「嘘だぁ!パパの声聞こえたよー?パパ出してくれないかなぁ?」
と食い下がります。
するとインターフォンがガチャっと切れました。
ただ切られただけなのか、パパが出てくるのか?どちらか分かりませんが、暫く待ちます。
するとドアがガチャっと開きました。
よし!俺の粘り勝ちだ!
「○○新聞のニューノマンと申しますが、新聞の契約の件で、、、」
と切り出した営業トークの途中でパパに遮られます。
「てめぇ誰なんだよ?!」
パパは激おこの顔で、右手には金属バットを持っています。
それでも何とかガッツでトークします。
それに、もしかしたら、素振りしてただけかもしれないですしね。
「いや、あのぅ、新聞の契約で、、、」
「だからてめぇは何なんだよ?!」
「あの、だから新聞、、」
「だから何しにきたんだよてめぇは?!」
ダメだ。
もう話が通用する相手ではありません。
パパがバットを握り締め、私の方に近づいてきます。
あ、ヤられる。
そう察した私はすぐ様自転車に乗り、
「すいませんでしたー!」
とその場を立ち去ります。
「待てこのヤロー!!」
激情したパパの怒号が飛びますが、そんなのはお構いなしにチャリで全速力で逃げます。
ビューン!!
かつて無いくらいのスピードでその場を立ち去りました。
その後、暫くは精神的ショックで勧誘に戻れず、コーラを片手に公園のベンチに座り込みました。
いくら何でもバットはダメだよ、、、
その日はそのショックから抜け出せず、契約が一件も取れなかったので、マネージャーにバチクソに怒られました。
「てめぇ一件も契約とれねぇってどうゆう事だよ?!クビにするぞコラァ!!」
その日は散々でした、、、
皆さんも新聞勧誘がやって来たら、金属バットだけはダメですからね!
約束ですよ!
こいつに小銭でもめぐんでやろうか。そう思われた神のようなあなた!大変ありがとうございます(ノ∀`*)