走馬灯の編集ができるなら
もし、死ぬときに見る走馬灯の内容を自分で選ぶことができるとしたら人生のどのシーンを入れるだろうかとときどき考える。私がこんなことを考えるようになったのは根深い希死念慮とは何の関係もなくて、前職の先輩が何かの冗談で同僚に「◯◯さんが死ぬときの走馬灯に1コマぐらい僕のこと入れてくださいよ〜」と言っているのを聞いたことがきっかけだ。以来私は人に親切にされたり誰かと楽しい時間を過ごしたりすると「このシーン走馬灯に入れようかな」、誰かに対して腹が立つと「お前なんて私の走馬灯に1コマも