子供に勉強を教えるときに思い出さなければならない過去の自分
・祝日。今日も午後から子供と図書館に来た。
・目の前で、幼稚園ぐらいの男の子がパパにダダを捏ねている。
・『この絵本借りて帰りたい!』と、力強くダダを捏ねている。
・パパは『いやこれはやめとこう、読めないから。』と説得している。
・坊や、絵本を読みたいその気持はわかるが、パパの言うことも聞いたほうが良い。
・パパは決して意地悪でそう言っているのではない。
・キミの読む力を見くびっているワケでもない。
・それは韓国語の絵本だ。
・先週収録したPodcastで、こどもに勉強を教えることの難しさについて話した。
・小学校高学年ぐらいになると、多くの家庭で発生している問題ではないかと思う。
・僕のような未成熟な大人の場合、どうしても、「なんでこんなことがわからないのか」「なぜ同じところを何度も間違えるのか」というような気持ちが湧き上がってしまう。
・最初はそんなことを言ってはいけないと思って我慢しながら、最終的に揉め事になる。
・ここで親たちは深呼吸して思い出さなければならない。果たして自分はどうだったのかを。
・少数同士の割り算を、お前はそんなに簡単に理解できたのか?
・長方形の中を無意味に斜めに横切るライン。そのラインを除いた面積を簡単に求めることができたのか?
・時間の引き算。10進法から60進法への頭の切り替えをそんなにすぐに理解できたのか?
・いずれもNOだ。
・最初はよく分からず、時間を掛けて何度も同じ問題を繰り返すことで徐々に定着させていったはずだ。
・いま、子供もそのプロセスの途中にあるのだ。
・そこを思い出して、根気よく教えなければならない。
・もしくは、できることなら義務教育以上の内容は塾などのプロに完全にアウトソースしたほうがいい。
・余計な感情が入り込まない第三者に任せるのが一番よいと思う。
・しかし、毎日塾に行かせるような余裕はないし、そもそもそんなに勉強漬けにしたいわけではない。
・ただ、どうしても家ではお互いにヒートアップしてしまう。
・その問題の一つの解決策が、お互いヒートアップできない環境に身を置くことだ。
・たとえば図書館に子供の勉強を見ても良いような環境があるなら、そこを活用するのがよいと思う。
・周りの目があるので、お互いおとなしく勉強に向かい合うことができる。
・そんなこんなで、今日も二人で図書館で勉強している。
・いまのところ平和。
・同じく、先週のPodcastでマイクの変更による音質向上について話した。
・いままでZoomの録音機能で録音した音声ファイルをそのまま使っていたので、手軽ではあるが音質は良いとは言えなかった。
・PC用のヘッドセットのマイクではそもそも録り音のクオリティに限界があるし、Zoom越しの音声はWEBミーティングには十分だが、世界に配信するPodcastの音源としては力不足だ。
・多少録音技術を勉強したものとして、これを捨て置いておくことはできないとずっと考えていた。
・そして、このほどちゃんとダイナミックマイクを買って録音した。
・結果、音質はとても良くなった。
・ダイナミックマイクの暖かで粘りのある中音域がきちんと表現できているように思う。
・僕はダイナミックマイクの音質が大好きだ。
・マイクの種類には大きく分けてもう一つ、より繊細な音が録音できるコンデンサマイクというものがあるが、断然ダイナミックマイクの音が好きだ。
・ということで、これ以上はマイクに投資するつもりはない。
・BEHRINGERのダイナミックマイクでできることを突き詰める。
・角度、マイクとの距離、様々な変数がいろいろな表情を生み出す。
・突き詰めているうちに人生がおわってしまうだろう、というぐらいに、奥深い世界が待っている。
(end)