【産業】自動車メーカーが相次いで参入する 全固体電池は「夢のEV」を実現するのか?
🔻航続距離は2倍、充電時間は半分!
「充電時間が長い」「航続距離が短い」「発火トラブルがある」といった電気自動車(EV)の欠点を克服できると注目されている全固体電池。先行するトヨタ自動車は2020年代前半の実用化を目指し、独フォルクスワーゲン
(VW)は電池ベンチャーの米クアンタムスケープと24年をめどに量産を目指し、共同開発中だ。
先行する2社を追うのが日産自動車や独BMWなどの2番手グループで、それぞれ20年代後半、30年までに全固体電池EVの投入を計画している。「リチウムイオン電池に比べると、全固体電池の航続距離は2倍、充電時間は半分になり、容量の80%までなら15分で充電できる」と言われている。