北に「ウクライナ特需」が起きている 強まる露北軍事関係、金正恩が目指すもの
放映もされたロシア高官へのおもてなし
在庫処理に新製品はフル稼働
8月に入り、北朝鮮の軍需工場は次々とフル生産態勢に入っている。主な生産品はロケット弾や各種ミサイル、そして弾薬で、その供給先はすべてロシアである。ロシアのウクライナ侵攻後、ロシアへの北製兵器や装備品の供給は段階的に実施、増量してきた。だが、侵攻が予想外に長期化し、ロシア側の消耗が増大の一途を辿るにつれ、北へのオーダーも水面下、拡大し続けてきた。