沈みゆく“ああ、日本の半導体”他国依存、しかも相手を間違えていないか
自動車用半導体が足りないのは何故?
1980年代、世界シェア55%を占めた日本の半導体産業をいかに建て直すか、が問われている。半導体はあらゆるものに必要部品となった。しかし、政府に本気度はない。
日本で唯一残った大国柱「自動車生産」が2019年に計画より320万台減少したのも半導体不足が原因だ。2020年のコロナ発生、2022年のロシアのウクライナ侵攻でサプライチェーンが乱れさらに調達難になり、日本のGDP8.6兆円が消えたと言われている。
しかし、日本の自動車用の半導体が不足しているのはほとんどが安全に関わるもので、品質要求は厳しい。半導体製造企業にとっては日本の自動車向けは儲からないものになった。海外の半導体製造企業は量産が効くスマホ用など半導体を優先して生産した。