どうにも止まらない物価上昇 金融政策はアベノミクスのまま

[コアCPIは3%台乗せが確実]

 ガソリン、電気料金など価格上昇は、食品から日用品、サービス料金へと、時の経過と共に広がりを見せている。8月の消費者物価総合指数(総合CPI)は前年同月比で3.0%の上昇だった。消費税増税の影響があった期間を除くと、バブル景気直後の91年11月以来30年9カ月ぶりの上昇率である。

 総合CPI上昇率が2 %台に乗せたのは携帯電話料の割引期間が終了した4月からで、以後は2 %台半ばで推移していた。

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