見出し画像

賃上げが新年経済の焦点 注目したい企業の姿勢

[新年景気の鍵は消費に]

 新年を迎える。経済が回復に向かうことを期待したいところだが、不透明な環境が続いており、現状では見通し困難だ。2022年7-9月期GDPの2次速報値が発表されたが、季節調整後の実質で前期比年率0.8%減だった。四半期ベースの季節調整後の実額を年率換算でみると546.81兆円。ピークだった19年7-9月期の557.32兆円からコロナ禍で20年4-6月時には501.25兆円とピークの9割水準まで落ち込んだ。

ここから先は

2,435字
この記事のみ ¥ 200