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俳句の遊歩道(`23/9)


「垂直を 奔る蜥蜴とかげの 影もたず」 一條文子


蜥蜴は夏、草むらや石垣の隙間などにいて小虫やみみずを捕食するという。

「蜥蜴と吾 どきどきしたる 野原かな  大木あまり」
その出会いは喜ばしいものではないようだが、
掲句はその敏捷な動きに刮目する。

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