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2023年10月号『ニューリーダー』

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2023年10月1日(日)10:00 更新です。
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#アメリカ

2023年10月号【目次】

ニューススクランブル

21世紀の日本の国家構想

国家構想の変遷アメリカの言いなり 1853年、ペリーが4艘の機帆船で浦賀の沖にやってきてから、徳川幕府は慌てて大政奉還して、1867年、天皇を抱く「日本国家」を作り上げた。そして西洋の列強国の発展に驚き、鎖国を解き、優秀な人たちが西洋を訪問し、進化した近代産業を目の当たりにし、日本でも繊維産業、鉄道産業、鉄鋼産業、造船産業などを作り上げ、急速に経済を拡大した。そして軍事力をつけていった。  日本は、ロシアの南下政策に対抗して、1904年日露戦争を仕掛けた。ロシアはレーニン

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「日本の覚醒」に米国も仰天?

・・・沖縄返還要請は「天の恵み」・・・ ロシアのウクライナ侵攻以降、国をどう守るかという議論がやまない。テレビの討論番組では軍事専門用語が飛び交い、武器輸出や敵基地攻撃、核保有に至るまで戦後タブーとされてきた話が現実味を持って語られる。  前提にはミサイル発射を繰り返す北朝鮮や台湾への侵攻を否定しない中国の存在がある。

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“いじめっ子”がCEOになったゴールドマン・サックス/構造転換を拒む「習近平思想」、米国の生産・開発も滞る/“借金大王”孫正義、ARMを上場した途端に含み損

CEOの趣味はDJとBJ 女性と俊英たちが続々退社 「この世の支配者」のような顔をしていたウォール街最強の投資銀行、ゴールドマン・サックスが大揺れに揺れている。震源地は、デービット・ソロモンCEOその人だ。「ニューヨーク・マガジン」誌が詳細にレポートする(8月11日付)。嫌なヤツである。部下に話すときは、いつも叫んでいる。床を踏み鳴らし、人前で「このバカが」と怒鳴り付ける。逆らえば、ストック・オプションをばっさり削る。部下にすれば、年柄年中、いじめである。  ソロモンの趣

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憎悪が覆い尽くす大統領選 米民主主義は修復不能なのか

共和党の第1回討論会で露呈した うわべだけの「DEMOCRACY」 米国では8月23日、2024年の大統領選挙に向け立候補した共和党候補者による初めての討論会がウィスコンシン州ミルウォーキーで開催された。共和党全国委員会が設定した世論調査の支持率などの基準を満たした8人が登壇。世論調査で支持率断トツのドナルド・トランプ前大統領は討論会に参加せず、事前に収録したインタビュー動画を討論会に合わせて公開する異例の展開となった。この討論会の内容を厳しく批判したのが、ワシントン・ポス

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ロケット軍幹部100人余りが処分 米国への核ミサイル情報の大量流出で

ロケット軍の精鋭が次々に処分 新任2人はともに核兵器やミサイルには素人 中国軍には陸・海・空三軍とは別に、戦略核や各種弾道ミサイルの管理・運用を担う「ロケット軍」がある。ロケット軍は、将来あるかもしれない台湾攻略や米国との戦争で、重要な役割を果たす「戦略的核心」である。このロケット軍で今春以降、大量の幹部が相次いで解任された。  最初に解任が判明したのは、

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