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国債は私たちの借金なの? 消費税は0%でいい
とある日の夫婦問答です。
妻「日本は国債発行で国民に借金がたくさんある。と、様々な所から発信されていたよね」
夫「全くの間違いだね。日本政府が日本国民に国債を売っている。つまり買ってもらってるから、政府の借金であって国民にとっては資産なんだよ」
妻「なるほど、国債を買ってない私(国民)にとっては、資産でもなく借金でもない訳よね」
夫 「その通り!」
妻「いつだったか、K前総理が国債は、政府の負債で国民の借金ではないと認められたけれど‥
結局は、税金を国債償還に充てると発言されたのよね」
夫 「国民の血税を‥」
妻「支離滅裂な発言だね」
夫「そうだな」
妻「日本は、アメリカの国債を多く買っているというか、買わされているのよね。他の資産も多くて、我が国はお金持ちじゃございませんか」
夫「その通り!」
妻「アメリカも日本と同じく、国債発行は政府の借金で国民にとっては資産なの?」
夫 「いや、日本とは状況がかなり違うんだ。日本や中国などの外国が、アメリカ国債を多く買ってるんだ」
妻「アメリカ国民は、自国の国債を買っている割合が少ないんだね。それだと『国民の借金だよ』と騙せないわね。
ところで、日本は国債を海外に買われていないの?」
夫「1割ぐらいだ」
妻「分かった、そこがポイントだ。日本国債の取引は、殆ど国内でされているんだね。そうして回っているのなら、償還時期になったら日本銀行が紙幣を刷って、ドーンと償還すればいいんじゃないの?」
夫「いや、そんなイメージが湧くかもしれないけど、実際は借り換えでやってきているんだ」
妻 「あら、そうでしたか」
夫「それでどうにか回しているんだ」
妻「なるほど『借り換え』ね。政府の借金を新たな借金で返しているわけね」
夫「そうだよ、もっと国債発行をして財政出動をすれば、景気が回復して国民は潤うんだよ」
妻「国債や紙幣の発行はバランスが大事よね。お金が国内に溢れるほどあったら、価値が下がりインフレになる。
野菜がスーパーに、山ほど並んでいたら暴落する。私も少し分かってきた」
夫「成長しました」
妻「万が一インフレになったら、そこで課税をする。国内に溢れたお金を回収してバランスを取る。
インフレにも幾種類かのパターンがある。今のインフレは、コストプッシュインフレで国内にお金は溢れていないって聞いたけど。難しいね〜」
夫「よく、ここまで理解できました」
妻「政治経済の話を聞く度に、また始まったと辟易していたのに、今では日本経済の衰退を憂えています」
夫「なるほど」
妻「故 森永卓郎氏が消費税を無くせば経済は回復すると言われていたよ」
夫「早い話がそうだ」
妻「消費税が国家の衰退を招いているとは残念極まりないね」
夫「その通り!よく分かってるじゃないか」
妻「情報の真贋を見極めて、国民が動く必要があるね」
おわり
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