食べ物へのこだわり
こだわり尽くした生活をしている訳ではないが、そこそこやっているつもりだ。
添加物をさほど気にしない夫に「またこんな物を買って来たの」とよく呆れている。先日も同じような買い物をして来たので、それを横目に「私も寛容になりたいな」と呟いた。
「ハハハ」と夫は笑っていた。
この大らかな性格が羨ましかったりもする。
年末に娘が辛子明太子を「お父さん、かねては食べられないでしょう」と言ってお土産に持って来た。そう言えば久しぶりに見る食品だった。無着色、保存料無しといえどもアミノ酸やその他の添加物が入っていた。
お酒のお供に毎日のように有り難く頂いているのを見るにつけ複雑な心境だったが、本人がそれで良ければと見過ごした。
昨今、花粉症やアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状の人が増加している、おまけに不妊症も珍しくない。添加物がその一因かもしれないと考える人も少なくないと思う。一つ一つの添加物の特性を調べていくと現代病との関係性が見えてくる。
薬品や農薬も然り、多くの人が疑問を持っていると思うが、あと一歩踏み込んで調べて食生活を見直すと不調が改善するかもしれない。と老婆心で言いたくなる。とは言っても身近な家族にさえ理解が乏しい。
かく言う私も外食もするし、食卓に並ぶ野菜は無農薬ばかりではない。ただ、発酵食品には解毒作用があると知り、調味料にはかなり前から無添加の物を使用している。
無添加食品は、そこらのスーパーで簡単に手に入らない現状があり、仕方のない側面もある。しかしできる限り、命の源である食事に気を配り健康長寿を目指したい。
オススメ品
「酸処理など一切行わず丹精込めて作り上げました海苔です。」と説明がしてある。
鹿児島市の自然食品店『地球畑』で購入
正月に帰省した1歳の孫が喜んで食べた、幼児だからこそ本物が分かるのかも知れない。