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せっかちになった

せっかちって、急き勝ち(せきがち)、つまり「焦りがち」「いらいらしがち」ってことらしい。語源って調べると面白いよね。

ものすごく久しぶりにRPGで遊んでいるのだけど、すごくせっかちになったな、と感じる。
そういえば、年取ると前頭葉が委縮するって聞いた。
これは自分が証明してるのかもしれない、n=1だけど。

遊んでいるRPGはこちら。

クロノ・トリガー

古の名作、クロノ・トリガー。
これのスマホ版。

フォローさせていただいている方がクロノ・トリガーのピアノ曲集を購入され、練習され、演奏をアップされ、私はいたく感動した。
で、ロボに会いたくなったのだ。
実際、いい感じにストーリーを忘れているし、またクロノやりたい。

このゲーム、発売当初(って1995年らしい)3周くらいやった記憶がある。
ロボに関するエピソードは、詳しくは書かないけど、FF4のパロムとポロムの呪文の場面くらいに泣ける。
(いやもっと泣ける)
(でも、FF4で一番好きなのはギルバートだったりする)

ゲームの話はあちこちに飛んでしまうな。
オタク語りがち。

実は、クロノ・トリガーがスマホに移植されたとき、買おうとして「操作性が悪い」というレビューを見て一度は断念した。
今回もやはりレビューにはネガティブなものが多かったけど、期間セール中だったんだよね。
頭で検討する前に指が勝手にポチっとしてた。
この衝動性、やっぱり前頭葉委縮気味かもしれん。

で、実際に始めてみると、確かに操作性が悪い。
目的のところにキャラがピタッと止まらない。
ただの、そして一番重要な「話しかける」っていう動作がスムーズにできない。
話しかけたい人の前でうろうろうろうろうろ…ピタッと止まれない。

イマドキのRPGがどんなものだか知らないけど、村人には最低3回は話しかけることを国是としている私からすると、ただ話を聞くのにこんなに時間がかかるのでは、「やってられるかっ!」とスマホ投げるくらいのストレスだ。

最初の村でのメインのイベント前に、チュートリアルを済ませ、村人全員に話しかけ(しかも3回、タイミングを変えて)、小金をためて初期装備をレベルアップし、ポーションを余裕をもって購入し…って今までの私なら、数時間かけるところなのだけど、「ま、いっか」「あとでどうにかなるか」といろんなことをスルーして、イベントに突入し、なんと!あっという間に次の世界に飛ばされてしまった。

ここがいつでどこなのか、まだわからない

ポーション3つしか持ってませんが。
武器は初期の木刀のままですが。
ママからお小遣いもらうの忘れたかもしれない。
でも、もう戻れない。

ま、一応セーブデータを別にしてるので(超基本)やり直せるけどね。

戻ろうと思えば戻れる


でも、やり直してまで、っていう気にもならず。
というより、途中「このままいくと次に進んでしまうな、戻るなら今だな」っていう場面が何回かあった。
自覚的にスルーしたのだ。
なにかもう、くどいくらいにじっくりゲームを遊んでいたころの自分は前頭葉の萎縮とともに失われたのだ。

信じないと思うけど、子どものころは「おっとりしている」「おとなしい」というのが私の評価だった。
誰からも必ず言われた。
「おっとりしている」

いまや真逆。
即断即決。
迅速果敢。
村人全員から話を聞くなんて、そんなまどろっこしいこと、よくやってたな。

ピタッと止まれないキャラ。
せっかちな自分。
ラストまで無事にたどり着けるだろうか。


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