見出し画像

新書白書は何をテーマにするか

2025年は社会や文化が大きな転換期を迎える年です
この変化の中で、「新書白書」はどのようなテーマを取り上げるべきかを考えます
特に注目すべき三つのテーマを選び、それぞれの視点から深掘りしていきます

1. 働き方の未来

私は在宅ワーカーとして5年間働いてきました
この5年間で働き方は大きく変わりましたが、2025年は特に出社回帰が進むと言われています
在宅ワークが普及し、一時期は「オフィス不要論」まで囁かれましたが、企業の方針転換や社会の動向によって、再びオフィス勤務が求められる流れが見えてきました。

このような状況の中で、「働き方の未来」を考えることは非常に重要です
在宅ワークのメリットとデメリット、ハイブリッドワークの可能性、さらには完全リモートワークを維持し続けるために必要なスキルや環境整備について、新書を通じて議論したいと考えています

また、AIや自動化の進展により、「どのような仕事が今後も必要とされるのか?」という問題も浮上しています
リモートワークの継続が難しくなる業種がある一方で、AIを活用した新しい働き方も生まれています
2025年の「働き方」の未来を、最新の新書をもとに読み解きます。

2. 戦後80年を総括する新書

2025年は戦後80年の節目の年です
同時に、「新しい戦前」とも言われる時代に突入していると感じます
イスラエルをはじめとする国際情勢の緊迫化、経済不安、そして政治の不透明さが増す中で、戦後日本の歩みを振り返り、未来を考えることが求められています

戦後日本は奇跡的な復興を遂げ、高度経済成長を経験しました
しかし、バブル崩壊後の失われた30年を経て、今は再び経済低迷や社会不安が広がっています
こうした歴史を総括し、戦後日本がどのように変化してきたのかを分析することが必要です

新書白書では、戦後80年を総括する特集を組み、終戦記念日までに一気に特集記事を展開しま
。特に、以下のような視点から新書を取り上げる予定です。

  • 戦後の日本社会の変遷

  • 戦後経済の成功と失敗

  • 国際関係における日本の立ち位置

  • 現代日本の課題と未来展望

過去を知ることは、未来を見通すための重要な手がかりになります。2025年を迎えるにあたり、「戦後日本」を改めて考察する機会を提供したいと考えています。

3. 批評の現在

「それってあなたの感想ですよね?」このフレーズの流行から丁度10年
それ以来、批評という行為が「主観的である」と見なされることが増え、代わりに「考察」が重視されるようになりました。

2025年の現在、「考察」はエンタメ分野を中心に圧倒的な人気を誇っています
YouTubeやSNSでは、映画やアニメ、ドラマの考察動画が大量に投稿され、視聴者の関心を集めています
この現象は、単なるブームではなく、現代人の知的欲求の変化を反映していると考えられます

新書白書では、「批評と考察の違い」に注目し、『考察と批評の境界〜感想を超えて〜』というテーマで記事を展開する予定です
特に以下のような論点を深掘りします。

  • 批評が嫌われる理由とは?

  • 考察が求められる背景

  • 三宅香帆さんの新しい批評のあり方

  • 令和ロマン髙比良くるまさんの「緻密な考察」の特徴

批評と考察は本来異なるものですが、近年の傾向を見ると、その境界が曖昧になりつつあります
批評は主観的なものとされがちですが、本来は深い洞察と論理的な分析が求められるものです
一方、考察はデータや論拠を基にした客観的なアプローチが重視されます。

このように、批評と考察の違いを再確認し、現代における「思考のあり方」を探ることが、本特集の目的です

まとめ

新書白書では、2025年の大きなテーマとして「働き方の未来」「戦後80年の総括」「批評の現在」という三つのテーマを掲げます。それぞれのテーマに関連する新書を紹介しながら、社会の変化を考察していきます

新書は時代を映す鏡であり、私たちに新たな視点を提供してくれます
本特集を通じて、読者の皆さまと共に「いま何を考えるべきか?」を深めていければと思います

いいなと思ったら応援しよう!